業績トピックス
2022/05/13 15:04
日本出版貿易
(8072)
2022年3月期連結本決算経常見通し上方修正。93.6%増益を予想。
【業績予想/決算速報】日本出版貿易<8072>が5月13日に発表した業績予想によると、2022年3月期本決算の経常損益は前回予想(190百万円)から上方修正され、93.6%増益の453百万円になる見通し。
決算期 | 月数 | 区分 | 発表日 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 | |
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202103 本 | 12 | 会社実績 | 2021/05/17 | 9,493 | 245 | 234 | 157 | |
202203 本 | 12 | 会社予想 | 2022/05/13 | 10,736 | 397 | 453 | 94 | |
202203 本 | 12 | 従来予想 | 2022/02/14 | 9,100 | 200 | 190 | 110 | |
※単位は百万円、:今回会社から発表された内容
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2022年3月期通期個別業績予想につきましては、売上高は、出版物・雑貨等の輸出事業において、音楽ソフト、語学書、文具・雑貨類はネット事業者向けを中心とし好調に推移し、特に文具・雑貨類はリアル店舗からの注文も復活し売上に寄与したほか、北米を中心とする図書館も平常運営に移行し図書の発注がされるようになった結果、増収となりました。また、洋書・メディアの輸入事業は、英語学習書、日本語学習書、日本文化紹介書のいずれも販売が振るいませんでしたが、K-POP は新譜、旧譜の受注が極めて好調に推移したことに加え、ネット事業者向けの販売、洋楽、代理店商品なども好調に推移したことから増収となり、売上高は100億円を超えることができました。 利益面につきましては、売上総利益率は若干悪化したものの増収効果により売上総利益は増加、対して経費は売上増に伴う変動費の増加、営業体制強化を目的とした人員の採用などにより増加しましたが、売上総利益の増加額を下回る金額に抑制できたため、営業利益は増益となりました。また、経常利益につきましても、急速な円安の影響を受け為替差益37百万円を計上し、増益となりました。特別損失に本社ビルの建替え並びに本社及び倉庫移転に伴う関連費用323百万円のほか、子会社株式評価損15百万円を計上したため当期純利益は減益となりました。 2022年3月期通期連結業績予想につきましては、個別業績予想と同様の理由により、売上高及び経常利益が予想を上回る見込みとなりました。また、個別で発生した倉庫移転に伴う関連費用に加え、固定資産除却損9百万円を特別損失に計上したことにより親会社株主に帰属する当期純利益は減益となりました。| 閉じる