業績トピックス
2022/01/21 15:30
三井海洋開発
(6269)
2021年12月期連結本決算経常見通し下方修正、赤字幅拡大。
【業績予想/決算速報】三井海洋開発<6269>が1月21日に発表した業績予想によると、2021年12月期本決算の経常損益は前回予想(-4,500百万円)より赤字幅が拡大し、30,000百万円の赤字になる見通し。因みに直前のIFISコンセンサスでは9,900百万円を予想している。
決算期 | 月数 | 区分 | 発表日 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 | |
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202012 本 | 12 | 会社実績 | 2021/02/09 | 309,925 | -21,614 | -12,854 | -13,076 | |
202112 本 | 12 | 会社予想 | 2022/01/21 | 400,000 | -- | -30,000 | -30,000 | |
202112 本 | 12 | 従来予想 | 2021/11/02 | 400,000 | -- | -4,500 | -6,500 | |
202112 本 | 12 | コンセンサス | 2022/01/20 | 402,900 | -900 | 9,900 | 7,300 | |
202112 Q4 | 3 | コンセンサス | 2022/01/20 | 86,680 | 6,270 | 14,000 | 12,940 | |
※単位は百万円、:今回会社から発表された内容
2021年初より操業を停止していた FPSO Cidade de Santos MV20 において、 2021 年中に予定していた操業再開が、 2022.. 全文を読む
2021年初より操業を停止していた FPSO Cidade de Santos MV20 において、 2021 年中に予定していた操業再開が、 2022 年1 月にずれ込んだことから、その影響を加味し、オペレーションサービスに係る長期的収益の見直しを行った結果、契約による債務を履行するための不可避的コストが、当該契約により受け取ることが見込まれる経済的便益を上回ることが判明しました。そのため、契約を履行するために見込まれる将来損失額約 40 億円 を、当期に引当計上する見込みとなりました。 また、 同理由 から、 当社持分法適用関連会社であるGAS OPPRTUNITY MV 20 B.V. における減損損失、 および当社から GAS OPPRTUNITY MV 20 B.V. への貸付金に対する予想信用損失引当金、合計で約60億円も当期に 計上する見込みとなりました。 また、FSO Cidade de Macae MV15 において、本来 2021年に実施予定であったフローテルを利用した大規模修繕の開始が2022年に延期になったことにより、オイルタンク内部の腐食が想定以上に進んでいることが判明 しました。その結果、当初 の想定よりも多額の修繕費用が2022年以降発生することが見込まれています。そのため、上記 FPSO Cidade de Santos MV20と同様に、オペレーションサービスに係る長期的収益の見直しを行ったうえで、契約を履行するために見込まれる将来損失額約60億円を、当期に引当計上する見込みとなりました。 さらに 現在建造中の FPSO Guanabara MV31 において、 建造期間にさらなる遅延が生じる見込みであることに加え、 搭載機器の品質に懸念があることが判明し、万全を期すため操業開始後に順次洋上で交換をしていく予定としていることなどから、約100億円を投棄に計上する見込みとなりました。 上記の理由から、経常利益および親会社株主に帰属する当期純利益の予想を下方修正することといたしました。| 閉じる