業績トピックス
2021/12/10 15:00
ヤマシンフィルタ
(6240)
2022年3月期連結本決算経常見通し上方修正。
【業績予想/決算速報】ヤマシンフィルタ<6240>が12月10日に発表した業績予想によると、2022年3月期本決算の経常損益は前回予想(1,680百万円)から上方修正され、1,920百万円になる見通し。
決算期 | 月数 | 区分 | 発表日 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 | |
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202103 本 | 12 | 会社実績 | 2021/05/14 | 14,587 | -145 | -135 | 750 | |
202203 本 | 12 | 会社予想 | 2021/12/10 | 19,130 | 1,950 | 1,920 | 430 | |
202203 本 | 12 | 従来予想 | 2021/11/04 | 18,400 | 1,700 | 1,680 | 750 | |
※単位は百万円、:今回会社から発表された内容
2. 業績予想の修正理由(1).. 全文を読む
2. 業績予想の修正理由(1) 建機用フィルタ事業前回通期の業績見通しを公表した2021年11月4日時点と比較し、日本、北米、欧州各国における、主要得意先各社の生産活動は安定した新車需要の継続と稼働時間の大幅な増加により、当社製品の需要は想定を上回る高い水準で推移する見通しです。一方で、世界的に発生している輸送ロジスティクスの混乱による海上輸送費や航空運賃といった物流コストの高騰や、原材料価格高騰の影響に伴う製造原価の増加は継続して見込まれるものの、需要の増加や原価低減効果による増益が見込まれることから通期業績予想の修正を行います。(2) ヘルスケア事業当第3四半期において、ヘルスケア事業を取り巻く市場環境は、国内における新型コロナウイルス感染者数の大幅な減少やワクチン接種の進展を背景に、マスク市場においては海外製の廉価品への需要推移が顕著にみられ、当社の高機能マスクの需要は大幅に減少する見込みです。また、当社は当第3四半期においてマスク量産体制改善の一環として全自動化ラインを導入し量産稼働を開始しましたが、急激なマスク市場環境の変化に伴う需要の急減により、全自動ライン導入時に見込んでいた生産量の確保が困難な状況であり、収益性の大幅な悪化が見込まれることから、通期業績予想の修正を行います。3. 特別損失(減損損失)の計上ヘルスケア事業における、市場環境の大幅な変化等により、今後の需要については極めて不透明であり、事業の継続性が極めて困難であることを踏まえ、同事業に投資したすべての固定資産について、減損損失675百万円を特別損失として計上いたしました。当該特別損失(減損損失)につきましては、上記業績予想に計上しております。今回の対処によりヘルスケア事業の利益改善に向けた抜本的な事業構造改革を一気に進め、グループ事業全体での収益性の改善を早急に進めていきます。具体的には当社独自の合成高分子系ナノファイバー「YAMASHIN Nano Filter TM」の技術を活かし、主力の建機用フィルタ事業では次世代のナノファイバー製リターンフィルタの販売拡大を加速させるとともに、エアフィルタ事業では、世界初のナノエアフィルタ製品(Nano WHELP)を国内外で拡販をしていく一方、新規事業ポートフォリオの確立に向けた継続的な取り組み(ナノファイバー素材に基づく新規事業構築)を積極的に取り組んでまいります。| 閉じる