業績トピックス
2022/05/06 15:20
ステラファーマ
(4888)
2022年3月期単体本決算経常見通し上方修正、赤字幅縮小。
【業績予想/決算速報】ステラファーマ<4888>が5月6日に発表した業績予想によると、2022年3月期本決算の経常損益は前回予想(-827百万円)より赤字幅が減少し、764百万円の赤字になる見通し。
決算期 | 月数 | 区分 | 発表日 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
202103 本 | 12 | 会社実績 | 2021/05/10 | 205 | -680 | -656 | -659 | |
202203 本 | 12 | 会社予想 | 2022/05/06 | 100 | -741 | -764 | -767 | |
202203 本 | 12 | 従来予想 | 2022/02/10 | 123 | -775 | -827 | -831 | |
※単位は百万円、:今回会社から発表された内容
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売上高に関しましては、各種学会での情報発信のサポートなど、BNCTの普及に向けて取り組んだものの、新型コロナウイルス感染症の影響により各種学会がオンライン開催となり、その訴求力が限定的となったこと、また、新型コロナウイルス感染症の拡大影響については予想に織り込んでいたものの、より感染力の強いオミクロン株の感染が急拡大し、政府によるまん延防止等重点措置が再発出され、想定より長期間において人々の外出自粛や医療の受診控えの影響が及んだことから、BNCT実施症例数は前回発表予想と比較するとやや軟調に推移し、売上高も前回発表予想を下回る見込みとなりました。 なお、当社の業績指標であります当社製品の消費換算数量(累計)(注1)につきましては、前回発表予想では79箱を見込んでおりましたが、今回の業績予想の修正により、72箱を見込んでおります(前年実績66箱)。 また、当社製品の出荷は前期から始まっているため、前期売上高実績には医療機関で消費されたものだけでなく、医療機関および卸売業者の在庫相当分も含まれております。従いまして、業績指標である当社製品の消費換算数量、すなわち医療機関でのBNCT治療実績に紐づく実質的な販売収益の推移については、前年からは9.1%の増加を見込んでおります。 損益面に関しましては、上記の要因により売上総利益が減少したものの、事業計画の進捗状況を再評価し、経費削減を徹底した結果、営業損失は当初予想を34百万円改善する見込みとなりました。 また2022年1月11日に「貸倒引当金繰入額(営業外費用)の取り消しに関するお知らせ」にて公表いたしましたとおり、営業外費用30百万円を取り消したことにより、経常損失および当期純損失は当初予想から同額相当分、改善する見込みとなりました。注1.「消費換算数量(累計)」とは、医療施設で実施されたBNCT実施症例数に、当社が独自で算定しております1治療 当たりの平均消費袋数を乗じて得た値を販売規格である箱数に換算して、BNCT治療に使われた当社製品の出来 高を推計したものであります。注2.上記の業績予想は、本資料発表日現在において、入手可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の業績 は、今後様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。| 閉じる