業績トピックス
2022/11/10 16:00
フジックス
(3600)
2023年3月期連結本決算経常見通し上方修正、赤字幅縮小。
【業績予想/決算速報】フジックス<3600>が11月10日に発表した業績予想によると、2023年3月期本決算の経常損益は前回予想(-185百万円)より赤字幅が減少し、52百万円の赤字になる見通し。合せて発表された中間期の業績予想によれば、中間期前回予想(-136百万円)より赤字幅が縮小し、72百万円の赤字となる見通し。
決算期 | 月数 | 区分 | 発表日 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 | |
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202203 本 | 12 | 会社実績 | 2022/05/13 | 5,417 | -212 | -168 | -164 | |
202303 本 | 12 | 会社予想 | 2022/11/10 | 5,740 | -101 | -52 | -92 | |
202303 本 | 12 | 従来予想 | 2022/08/10 | 5,694 | -238 | -185 | -187 | |
202209 中 | 6 | 会社予想 | 2022/11/10 | 2,900 | -95 | -72 | -116 | |
202209 中 | 6 | 従来予想 | 2022/08/10 | 2,836 | -162 | -136 | -132 | |
※単位は百万円、:今回会社から発表された内容
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第2四半期連結累計期間の売上高につきましては、日本向け衣料用縫い糸の受注は、その生産の回復に伴い、増加傾向が見られたものの、国内の手芸専門店の来店客数の回復が鈍いことや、半導体不足などの影響による自動車生産台数の回復遅れにより、家庭用縫い糸や車両内装用縫い糸については、引き続き受注の低調が続きました。 これらの商況に、上述の中国子会社の操業停止による影響、今秋10 月以降の販売価格の改正に伴う駆け込み受注、円安進行に伴う為替換算レートの影響等の増減要因が加わり、第2四半期連結累計期間の売上高は、前回発表を若干上回る見込みとなりました。 また、利益面につきましては、販売品目構成の変化や、原材料やエネルギーコストを始め、製造コスト全般の上昇により、売上高総利益率が低下しましたが、販管費は引き続き低水準で推移していることや、上述の通り、中国子会社の操業停止期間の固定費を特別損失に計上したため、営業損失及び経常損失の損失幅は、いずれも前回発表よりも縮小する見込みとなり、親会社株主に帰属する四半期純損失の損失幅につきましても前回発表よりも若干縮小する見込みとなりました。 通期の見通しにつきましては、エネルギー、食料品を始めとする生活必需品のさらなる物価上昇や歴史的な円安、先の見えない国際情勢など、先行きの不透明感は一層高まりつつあります。当社グループにおきましては、価格改正に伴う販売単価の上昇が見込まれるものの、衣料品や手芸関連品の消費マインドの低下が懸念されることや価格改正前の駆け込み受注の反動も予想され、通期の売上高は、ほぼ前回発表通りを予想しております。 一方利益面につきましては、今後エネルギー価格や原材料価格等のさらなる上昇が予想されるものの、価格改正による売上高総利益率の改善が見込まれることや、第2四半期連結累計期間までに計上した特別損失の計上も踏まえ、通期の営業損失、経常損失及び親会社株主に帰属する当期純損失の損失幅は、いずれも前回発表よりも縮小すると予想しております。(注)業績予想につきましては、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因によって異なる場合があります。| 閉じる