業績トピックス
2022/08/04 15:01
ジェイテックC
(3446)
2022年6月期連結本決算、経常見通し下方修正、赤字予想に。
【業績予想/決算速報】ジェイテックコーポレーション<3446>が8月4日に発表した業績予想によると、2022年6月期本決算の経常損益は前回予想(232百万円)から下方修正され、26百万円の赤字になる見通し。
決算期 | 月数 | 区分 | 発表日 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 | |
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202206 本 | 12 | 会社予想 | 2022/08/04 | 1,150 | -71 | -26 | -32 | |
202206 本 | 12 | 従来予想 | 2022/05/13 | 1,700 | 194 | 232 | 150 | |
※単位は百万円、:今回会社から発表された内容
当社グループは、当社の2つのセグメント及び子会社の電子科学株式会社で構成しております。当社の「オプティカル事業」ではX線ナノ集光ミラーの受注生産を行い、「ラ.. 全文を読む
当社グループは、当社の2つのセグメント及び子会社の電子科学株式会社で構成しております。当社の「オプティカル事業」ではX線ナノ集光ミラーの受注生産を行い、「ライフサイエンス・機器開発事業」では主力である機器開発製品において主に受注生産を行っております。また、電子科学株式会社については「その他事業」にて計上しております。今回、それぞれのセグメントにおいて売上高が前回発表時の予想値より下回る見込みであるため、業績予想の修正を行うこととなりました。販売費及び一般管理費項目・営業外損益項目・特別損益項目につきましては、大半の項目が固定費であり前回発表時点からの大きな乖離は無いため、業績予想の修正要因となった売上高について、セグメント別に記載いたします。<オプティカル事業>X線ナノ集光ミラーの主な販売先である国内外の放射光施設やX線自由電子レーザー施設においては、コロナ禍の影響で一部の運用に制限があるものの、概ね通常稼働状態に戻ってきております。国内の次世代放射光施設Nano Terasu(旧称SLiT-J)をはじめ、中国及び欧米の放射光施設のバージョンアップや新設計画により、多くの受注を獲得することができました。しかしながら、4月からの上海の長期ロックダウンの影響により中国全土にて混乱が生じ、輸入手続きが事実上ストップとなりその後も輸入制限がかかった影響に伴い、中国向けの多くの製品において納入に至らない結果となりました。また、アメリカ向けにおいては、急な仕様変更依頼に対応したため、納品にまで至らない案件がありました。これらについては翌期の売上としてずれる見込みであります。<ライフサイエンス・機器開発事業>水晶振動子ウエハ加工システムにおいて、国内のパイロットユーザーに続いて海外の水晶振動子メーカーへの拡販を進めておりましたが、コロナ禍の影響により導入計画が遅れ成約に至らず売上を計上することができませんでした。<その他事業(電子科学)>電子科学の売上構成は、装置販売(TDS:昇温脱離分析装置)、装置のメンテナンス業務、受託分析業務の3つに分かれますが、装置販売において売上が予定を大きく下回りました。装置販売のユーザーは主に韓国・台湾の半導体メモリー、液晶ディスプレイ、有機EL等のメーカーでありますが、コロナ禍の影響により入国が制限されたため、設置・導入作業を行えず売上を計上することができませんでした。これらについては翌期の売上としてずれる見込みであります。これら上記各セグメントの売上計画未達の影響を精査し、減損処理の検討等を協議していたため、本日の業績予想の修正発表となりました。※上記の業績予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。以 上| 閉じる