業績トピックス
2023/03/08 15:00
イントランス
(3237)
2023年3月期連結本決算経常見通し下方修正、赤字予想に。
【業績予想/決算速報】イントランス<3237>が3月8日に発表した業績予想によると、2023年3月期本決算の経常損益は前回予想(17百万円)から下方修正され、480百万円の赤字になる見通し。
決算期 | 月数 | 区分 | 発表日 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 | |
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202203 本 | 12 | 会社実績 | 2022/05/13 | 2,351 | 195 | 195 | 156 | |
202303 本 | 12 | 会社予想 | 2023/03/08 | 600 | -427 | -480 | -553 | |
202303 本 | 12 | 従来予想 | 2023/02/08 | 3,102 | 20 | 17 | 7 | |
※単位は百万円、:今回会社から発表された内容
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当社は、従来からの主力事業である不動産の売買・仲介・投資事業に加え、新たに国内のホテル運営、ホテル運営受託、そしてホテル分野でのコンサルティング、さらにホテル投資ファンドなどへの活動へ注力しております。今期につきましても、これら領域における活動により、着実にトラックレコードを積み重ねてまいりました。しかし、当社の強みである中国人観光客の国内への送客が、新型コロナウイルスの影響により実現しない状況が続き、中国政府の日本への旅行許可を待っておりましたが、今日まで実現に至らないためにホテル運営の案件獲得を積極的に進めることができず、さらには当社の有するグレードのホテルにおけるインバウンド需要が十分に確保できなかったことにより、売上高が未達となり、それに伴い利益面も大きく計画を下回りました。また、ホテル事業における投資候補となる案件は一定数確保している一方、投資収益が十分に見込める案件が十分に発掘できないことや、当社の財務的な観点により、投資実行には精査が必要であるため、さらなる投資の意思決定が進まない状況が継続しました。さらに、ホテル運営における落ち込みを補うため、ホテル運営に関するコンサルティング案件の受注、ホテル投資ファンドの組成に積極的に取り組み、その他販売用不動産の売却による収益化の可能性を検討しましたが、ホテル関連事業における案件の進捗状況を確認した結果、成果が見込まれるのは中国人観光客が訪日できると見込まれる来期以降であり、また、販売用不動産を今期中に売却することは、収益性の観点からも得策ではないと判断いたしました。このように、改めて事業状況、案件状況を見直し、あらゆる情報を勘案したところ、公表中の通期業績予想数値の業績まで回復させることは難しいと判断いたしました。 その結果、2023年3月期連結通期の売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益は、前回公表数値を大きく下回る見通しとなりました。また、2023年3月期末においては、未だ収益が未確定の要素が見込まれるため、各指標ともレンジでの業績見通しとさせていただいております。 なお、当初の業績予想数値の売上計画値は3,102百万円でありましたが、その内訳は、ホテル運営事業2,483百万円、不動産事業387百万円、その他事業231百万円であり、ホテル運営事業の売上予想数値は、132百万円となるため、業績下方修正数値の大きな範囲を占めています。これは、ホテル運営事業において、新規のホテル投資およびホテル運営に関するコンサルティングやホテル投資ファンドでの進展が想定以上に苦戦したこと、また、中国の連結子会社からのインバウンド送客事業が、コロナウイルスの影響及び中国の日本への旅行制限の影響により進展しなかったことが大きな要因であります。また、上記のとおりホテル運営事業における売上が伸び悩む一方、ホテル運営投資により人件費等が増加し、前期に比して販売費及び一般管理費が増加したことから、営業損失、経常損失、当期純損失を膨らませる結果となりました。 今後につきましては、ホテル運営事業において、新規ホテルへの運営に係る投資を継続する一方、ホテル運営に関するコンサルティング、ホテル投資ファンドの組成に係る活動を中心に進め、事業における早期の収益化を進めると共に、安定的な収益、財務基盤の確立と経営資源の見直し、組織体制を含めたコストの圧縮を目指し、全社一丸となり、取り組んでまいります。 また、今回の業績下方修正を踏まえ、今後は当社の事業に係る推進状況や業績予測の精度を高め、より慎重に精査した業績予測に取り組んでまいります。 以上| 閉じる