業績トピックス
2025/06/13 15:45
トランスジェニG
(2342)
2025年3月期連結本決算経常見通し下方修正、赤字幅拡大。
【業績予想/決算速報】トランスジェニックグループ<2342>が6月13日に発表した業績予想によると、2025年3月期本決算の経常損益は前回予想(-180百万円)より赤字幅が拡大し、319百万円の赤字になる見通し。
決算期 | 月数 | 区分 | 発表日 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
202403 本 | 12 | 会社実績 | 2024/05/10 | 13,083 | 89 | 108 | 4 | |
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202503 本 | 12 | 会社予想 | 2025/06/13 | 13,005 | -259 | -319 | -1,089 |
202503 本 | 12 | 従来予想 | 2025/02/14 | 12,500 | -110 | -180 | -210 | |
※単位は百万円、:今回会社から発表された内容
1.特別損失等の計上について(1)固定資産の減損損失について主として、子会社である株式会社トランスジェニック(以下、「トランスジェニック」といいます。)の一.. 全文を読む
1.特別損失等の計上について(1)固定資産の減損損失について主として、子会社である株式会社トランスジェニック(以下、「トランスジェニック」といいます。)の一部設備について、当初想定していた収益が見込めなくなったことから、「固定資産の減損に係る会計基準」に基づき固定資産の減損処理を行い、減損損失228百万円を特別損失として計上いたしました。(2)のれん償却額について「連結財務諸表における資本連結手続に関する実務指針」(日本公認会計士協会 会計制度委員会報告第7号 2022年10月28日)第32項の規定に基づき、子会社である株式会社MASCののれんを償却したことにより、のれん償却額51百万円を特別損失として計上いたしました。(3)損失補償金について2025年5月12日付「2025年3月期決算発表の延期に関するお知らせ」にてお知らせしましたとおり、トランスジェニック磐田研究所において、一部の職員による受託試験の試験データに係る不正が判明したため、監査法人との協議を行いながら外部の専門家(弁護士)による調査及び検証作業を行ってまいりました。当該「お知らせ」では、不正のあった試験に関して『対象となった試験に係る契約金額は全体で約2億円弱程度であり、内、問題となっている分析に係る契約金額はその4分の1程度となっております。』と記載しておりましたが、調査及び検証を行った結果、現時点における本件不正による損失の見積額について、特段不合理な点はないとの評価を受けております。このため、今回の調査・検証結果を踏まえ、補償及び再試験費用等の今後の発生見積額38百万円を特別損失として計上することといたしました。なお、本件不正の概要及び再発防止策につきましては、2025年6月20日の開示を予定しております。(4)繰延税金資産の取り崩しについて2025年3月期及び今後の業績動向等を勘案し、繰延税金資産の回収可能性について慎重に検討した結果、繰延税金資産を取り崩して税金費用として法人税等調整額359百万円を計上いたしました。2.通期連結業績予想の修正について修正の理由(売上高及び営業利益)創薬支援事業につきましては、トランスジェニックにおいて、中期発がん性試験などの高付加価値な新規サービスの受注は増加いたしましたが来期完了予定の試験が想定より多く、また、当期完了予定であった試験の一部が来期の完了予定となりました。さらに、子会社株式会社安評センターとの合併による経営統合を行い事業運営の見直しを行ってまいりましたが、事業運営の合理化に見込まれる費用60百万円を受注損失引当金として計上いたしました。このため、当期の売上高は前回発表予想を103百万円下回る1,896百万円となる見込みとなり、営業利益も前回発表予想を208百万円下回る488百万円の損失となる見込みとなりました。投資・コンサルティング事業につきましては、輸入販売やEコマースを営む業態の子会社は、新規先の開拓や価格転嫁が奏功したため、当期の売上高は概ね前回発表予想を615百万円上回る11,115百万円となり、営業利益も前回発表予想を68百万円上回る438百万円となる見込みとなりました。(※)各セグメントに配分されない費用等の調整額を含まないセグメント利益であります。以上の結果、連結売上高は前回発表予想を505百万円上回る13,005百万円となる見込みとなりましたが、連結営業利益につきましては前回発表予想を149百万円下回る△259百万円となる見込みとなりました。(経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益)連結経常利益につきましては、上記の影響により前回発表予想を139百万円下回る△319百万円となる見込みとなりました。また、上記の特別損失及び税金費用を計上した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は、前回発表予想を879百万円下回る△1,089百万円となる見込みとなりました。3.通期個別業績の前期実績との差異について差異の理由当事業年度は、子会社からの配当収入等の営業収入(売上高)が前期比で減少し、営業利益及び経常利益につきましても同様に減少いたしました。また、当期純利益につきましては、前事業年度は関係会社株式評価損を特別損失として737百万円計上いたしましたが、当事業年度は関係会社株式評価損を91百万円計上したほか、本日公表いたしました「連結子会社に対する債権放棄に関するお知らせ」のとおり、子会社であるトランスジェニックに対して貸付金の一部である1,000百万円の債権放棄を決議したため、同額の貸倒引当金繰入額を特別損失として計上いたしました。これらにより、前事業年度の実績値との間に差異が生じております。| 閉じる
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