業績トピックス
2024/01/15 17:00
日本国土開発
(1887)
2024年5月期連結本決算経常見通し下方修正、赤字予想に。
【業績予想/決算速報】日本国土開発<1887>が1月15日に発表した業績予想によると、2024年5月期本決算の経常損益は前回予想(6,500百万円)から下方修正され、5,700百万円の赤字になる見通し。
決算期 | 月数 | 区分 | 発表日 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
202305 本 | 12 | 会社実績 | 2023/07/18 | 154,202 | 4,487 | 4,639 | 3,291 | |
202405 本 | 12 | 会社予想 | 2024/01/15 | 139,000 | -5,600 | -5,700 | -3,800 | |
202405 本 | 12 | 従来予想 | 2023/10/16 | 149,000 | 6,500 | 6,500 | 4,600 | |
202311 中 | 6 | 会社予想 | 2023/10/16 | -- | -- | -- | -- | |
※単位は百万円、:今回会社から発表された内容
1.工事損失(売上原価)の計上について.. 全文を読む
1.工事損失(売上原価)の計上について 前期に是正工事を実施した特定大型造成現場で、工程遅延を回避するための突貫工事を実施し、加えてその他の追加費用が発生したことにより、今期新たに工事損失引当金繰入額を含む約52億円の損失を追加計上することとなりました。尚、当該特定大型造成現場は今期中に竣工の予定です。2.法人税等調整額(益)の計上について 当期の業績及び今後の業績動向等を勘案し、繰延税金資産の回収可能性について慎重に検討した結果、繰延税金資産を計上し、併せて法人税等調整額(益)2,464百万円を計上いたしました。4.業績予想修正の理由(1)個別業績予想 売上高は、建築事業では当初予想通りの計上ができているものの、土木事業は大型工事の進捗が遅れたこと、当期の売上計上を見込んでいた工事の受注時期が翌期以降にずれ込んだことなどから、当初予想を62億円下回る見込みです。利益は、経常利益が当初予想より114億円の減少、当期純利益は78億円の減少となる見込みです。セグメント毎の要因及び対策は以下の通りです。 土木事業においては、前期に是正工事を実施した特定大型造成現場で、工程遅延を回避するための突貫工事を実施し、加えてその他の追加費用が発生したことにより、今期新たに工事損失を計上する見込みとなりました。当該現場は大型案件にもかかわらず、十分な管理体制を準備できなかったことが損失計上の要因として挙げられます。このため、大型現場においては管理体制を強化し再発防止に取り組んでまいります。 建築事業においては、受注拡大にチャレンジしたものの、高い目標設定に対して十分な経営資源を投入できず、加えて物価高騰、資材不足による工程遅延などの要因もあり不採算現場が複数発生したことで収益性が悪化しました。このため、再発防止策として受注審査の厳格化による選別受注を徹底しており、更に設計・積算・施工の体制再構築に取り組むため組織改編を実施いたしました。 関連事業においては、不動産事業や再生可能エネルギー事業によって着実に収益を計上する一方で、今期予定していた不動産販売について現時点では売却時期が確定しないため予想値を引下げております。 尚、土木事業における特定大型造成現場および建築事業における不採算現場は今期中に竣工の予定です。(2)連結業績予想 個別業績の修正にともない修正するものです。当初予想より売上高は100億円の減少、営業利益は121億円の減少、経常利益は122億円の減少、親会社株主に帰属する当期純利益は84億円の減少となる見込みです。 | 閉じる