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7日の香港市場概況:香港市場は反落、米株安や週末の持ち高調整が優勢

*18:48JST 7日の香港市場概況:香港市場は反落、米株安や週末の持ち高調整が優勢
7日の香港市場は反落。主要88銘柄で構成されるハンセン指数が前日比244.07ポイント(0.92%)安の26241.83ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が88.41ポイント(0.94%)安の9267.56ポイントで引けた。

前日の米株安が投資家心理を冷やしたうえ、週末を控えた持ち高調整売りが優勢となった。加えて、中国の10月貿易統計で輸出が前年同月比1.1%減と予想外のマイナスに転じたことが相場の重荷となった。輸出の弱含みを受けて、外需関連やテクノロジー株に売りが波及し、市場全体に下押し圧力がかかった。米中経済の先行き不透明感も重なり、積極的な買いは入りづらい展開となった。

一方で、中国政府による経済支援の継続姿勢や一部銘柄への押し目買いが下支え要因となったが、相場全体の反発には至らなかった。終盤にかけても戻りは鈍く、弱含みのまま取引を終えた。

ハンセン指数の構成銘柄では、情報技術セクターが大きく下落。小米集団(1810/HK)は2.76%安、アリババ(9988/HK)は2.97%安、JDドットコム(9618/HK)は2.29%安となり、他のネット関連銘柄にも売りが波及した。背景には、10月の中国輸出統計が予想に反して減少したことに加え、米株安による投資家心理の冷え込みがある。週末を控えた持ち高整理も重なり、相場の重しとなった。

次いで医薬品セクターにも売りが波及。ウーシー・バイオロジクス(2269/HK)は3.49%安、アリババ・ヘルス(241/HK)は2.09%安、JDヘルス(6618/HK)は2.46%安となった。

反面、公用事業セクターでは底堅さが見られた。中国海洋石油(883/HK)は1.44%高、チャイナ・ユニコム(762/HK)は1.13%高、チャイナ・リソーシズ・ガス(1193/HK)は1.92%高となった。景気敏感株が売られる中でディフェンシブ銘柄への資金シフトが見られたほか、エネルギー価格の安定も支援材料となった。

本土市場は3日ぶりに反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.25%安の3997.56ポイントで取引を終了した。ハイテクが安い。医薬や自動車、不動産、軍需産業なども売られた。半面、素材やエネルギー、食品飲料なども買われた。



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2025/11/06 15:30 現在

(更新タイミング:翌営業日8時頃)

買い   635 銘柄
2,674 銘柄   売り
 
 
 
8306 三菱UFJFG 買い転換
8316 三井住友FG 買い転換
8035 東京エレクトロン 売り転換
7182 ゆうちょ銀行 買い転換
6367 ダイキン工業 買い転換



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