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10日の中国本土市場概況:上海総合は4日ぶり反落、ハイテク株などに利益確定売りが目立つ

*18:20JST 10日の中国本土市場概況:上海総合は4日ぶり反落、ハイテク株などに利益確定売りが目立つ
10日の中国本土市場は4営業日ぶりに反落した。上海総合指数は前日比36.94ポイント安の3897.03と3900の節目を割り込んだ。

上海総合は前日に約10年2カ月ぶりの高値を付けていたことから利益確定売りが広がりやすく、特に上昇が目立っていたハイテク株を中心に調整圧力が強まった。加えて、来週発表される主要経済指標を前に投資家が持ち高を抑える動きを強めたことも重しとなった。

市場では半導体や新興テクノロジー関連株の下落が鮮明となり、最近の急速な上昇分を相殺する格好となった。中国経済の成長見通しに不透明感が残る中、当面の政策対応を見極めたいとの姿勢が優勢となり、市場心理は慎重さを増した。特に外需に敏感な輸出関連銘柄への売りも散見され、全体相場を押し下げた。

一方で、インフラ投資や公共事業に関連する銘柄には買いが入り、相場下支え要因となった。政府が景気の安定化を優先する姿勢を示していることから、景気敏感株への一定の資金流入が続いたとみられる。総じて上海総合指数は高値圏での調整色が強まったものの、政策期待が残る中で下値は限定的との見方も根強い。

上海市場では半導体関連を中心に売りが優勢となった。中芯国際(688981/SH)が7.9%安、華虹半導体(688347/SH)が11.88%安、兆易創新(603986/SH)が4.6%安と下落が目立った。また、自動車株や素材株も軟調だった。上海汽車集団(600104/SH)が2.2%安、比亜迪(002594/SH)が2.5%安となった。

一方で、金融株は逆行高。上海銀行(601229/SH)が2.6%高、中国農業銀行(601288/SH)が1.9%高、新華人寿保険(601336/SH)が1.5%高と堅調な値動きを示した。

外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.23ポイント(0.09%)高の261.02ポイント、深センB株指数が0.07ポイント(0.01%)高の1354.22ポイントで終了した。



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