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9日の中国本土市場概況:上海総合は3日続伸、政策期待で約10年ぶり3900pt大台乗せ

*18:18JST 9日の中国本土市場概況:上海総合は3日続伸、政策期待で約10年ぶり3900pt大台乗せ
大型連休明け9日の中国本土市場は3営業日続伸。主要指標の上海総合指数が前営業日比51.20ポイント(1.32%)高の3933.97ポイントで引けた。上海総合指数は約10年ぶりに3900ptの大台乗せた。

半導体やAI関連、金関連株が買われ相場を押し上げた。政策期待の高まりなどが買いにつながったもようだ。第20期中央委員会第4回全体会議(4中全会)は今月20-23日に開催される予定で、第15次5カ年計画(2026-30年)について議論される見通しだ。一方、9月の主要な経済指標が来週に相次いで発表される予定となり、慎重ムードが強まった。

上海市場では、素材関連の上昇が目立った。中国アルミ(601600/SH)が5.2%高、江西銅業(600362/SH)が10.0%高、紫金鉱業(601899/SH)が10.0%高と大幅高を記録し、非鉄金属セクター全体が堅調に推移した。国際商品市況の持ち直しに加え、国内の資源開発支援策への思惑が買い材料となったことが背景にある。また、盛和資源(600392/SH)が9.4%高、中国北方稀土(600111/SH)が10.0%高も続伸し、レアアース関連の上昇も投資家心理を押し上げた。

エネルギーや電力関連も堅調で、中国石油(601857/SH)が2.7%高、中国神華能源(601088/SH)が2.4%高、中国核電(601985/SH)が4.6%高と幅広く買われた。加えて、上海電気(601727/SH)が10.0%高、東方電気(600875/SH)が10.0%高、特変電工(600089/SH) 10.0%高といった電力設備メーカーも軒並み急伸した。エネルギー安全保障や設備投資拡大に対する期待感が支えとなり、関連業種が指数をけん引した形となった。

半面、不動産株はさえない。新城控股集団(601155/SH)が5.7%安、万業企業(600641/SH)が4.1%安、信達地産(600657/SH)が2.0%安とそろって下落した。消費関連株、自動車株、医薬株も売られた。

外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.66ポイント(0.25%)安の260.79ポイント、深センB株指数が3.13ポイント(0.23%)高の1354.15ポイントで終了した。



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2025/10/09 15:30 現在

(更新タイミング:翌営業日8時頃)

買い   746 銘柄
2,533 銘柄   売り
 
 
 
9984 ソフトバンクG 買い転換
9433 KDDI 買い転換
6701 日本電気 売り転換
8801 三井不動産 売り転換
4578 大塚H 買い転換



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