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3日の香港市場概況:ハンセン指数は4日ぶり反落、週末要因や過熱感などで利食い売りは優勢

*18:16JST 3日の香港市場概況:ハンセン指数は4日ぶり反落、週末要因や過熱感などで利食い売りは優勢
3日の香港市場は4営業日ぶりに反落。主要88銘柄で構成されるハンセン指数が前日比146.20ポイント(0.54%)安の27140.92ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が66.04ポイント(0.68%)安の9658.34ポイントと4日ぶりに反落した。

ハンセン指数は前日まで約4年2カ月ぶりの高値を付けており、週末要因に加えて目先の利益確定売りが圧迫要因となった。中国本土市場は大型連休入りして材料難が目立ち、売買の手控えムードが強まった。加えて、昨日までの上昇で過熱感が意識され、戻り待ち姿勢の買い控えも出た。一方、米国の利下げ期待など外部環境にはやや追い風となった。一部資金がリスク選好方向を模索する動きも観察された。加えて、取引参加者のうち中・長期資金流入への期待がくすぶる中で、売り一辺倒とはならず、節目での下支え買いは限定的に入った。

ハンセン指数の構成銘柄では、ITや自動車関連の下げが目立った。クワイショウテクノロジー(1024/HK)が3.4%安、BYD(1211/HK)が4.0%安、ジーリー自動車(0175/HK)が1.9%安と軒並み下落した。新エネルギー車需要の先行き不透明感や景気減速懸念が売り材料となった。加えて、バイドゥ(9888/HK)が0.7%安やJDドットコム(9618/HK)が1.8%安など大手ネット銘柄も軟調で、テクノロジー関連の投資家心理が冷え込んだことが影響した。

金融や不動産も総じて軟調だった。中国銀行(3988/HK)が0.7%安、建設銀行(0939/HK)が0.4%安、中信泰富(0267/HK)が2.6%安と大手行が売られ、香港経由の資金流出懸念が重荷となった。不動産ではロングフォー・プロパティーズ(0960/HK)が2.4%安、華潤置地(1109/HK)が0.8%安、新鴻基地産(0016/HK)が1.0%安と下げが目立ち、金利上昇や不動産市況の弱含みが警戒された。その他、エネルギーでは中国石油天然気(0857/HK)が0.8%安が冴えなかった

反面、医薬品や通信関連には買いが向かった。ハンソー薬業集団(3692/HK)が1.6%高、SMIC(0981/HK)が1.4%高、アリババ(9988/HK)が1.1%高と幅広く上昇した。とりわけ医薬株はディフェンシブ需要が支えとなった。太陽光関連の信義光能(0968/HK)が1.1%高も買われ、新エネルギー需要への期待感が追い風となった

なお、中国本土市場は国慶節(建国記念日)連休で休場となった。



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2025/10/02 15:30 現在

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