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サイオス Research Memo(1):2025年度は過去最高経常利益を更新、2026年度以降も収益拡大が続く見通し

*12:31JST サイオス Research Memo(1):2025年度は過去最高経常利益を更新、2026年度以降も収益拡大が続く見通し
■要約

サイオス<3744>は、オープンソースソフトウェア(以下、OSS)※1を軸に、アプリケーションやOS、クラウドを加えたITシステムの開発/基盤構築/運用サポート等の事業を展開している。高い技術力を強みとし、主力製品にはシステム障害時のシステムダウンを回避するソフトウェア「LifeKeeper」※2や「Gluegentシリーズ」※3などがある。

※1 ソフトウェアの設計図に当たるソースコードを無償で公開し、使用・改良・再配布ができるソフトウェア。
※2 稼働中のサーバーとは別に同じ環境の予備サーバーを待機させ、万が一障害が発生した際には自動的に予備サーバーに業務を引き継がせる役割を担うソフトウェア。
※3 クラウド型ワークフローの「Gluegent Flow」やID管理をクラウドで行う「Gluegent Gate」等、企業の業務効率化を支援するクラウドサービス。

1. 2025年12月期の業績概要
2025年12月期の連結業績は、売上高で前期比7.3%減の19,059百万円、営業利益で同1044.2%増の401百万円となった。売上高は前期に計上したRed Hat, Inc.関連商品※1の大型案件がなくなったことや、2024年12月に金融機関向け経営支援システム販売事業を売却した影響で減収となったが、いずれも利益への影響は軽微だった。利益面では、「LifeKeeper」や「Gluegentシリーズ」といった自社製品が伸びたほか、生成AI導入支援などシステムインテグレーションサービスや2024年8月より取扱いを開始したElastic関連製品の販売、導入支援サービス※2が好調に推移したこと、社内の開発部門や間接部門において生成AIの利活用が進み生産性が向上したことも増益要因となった。

※1 OSS&サービス・プロバイダーの大手であるRed Hatが開発するオープンソースの製品。
※2 Elasticが中心になって開発を進めているオープンソース型の高速検索・分析エンジン「Elasticsearch(エラスチックサーチ)」を活用して、生成AIの精度を向上させる「RAG構築支援コンサルティングサービス」。

2. 2026年12月期の業績見通し
2026年12月期の連結業績は、売上高で前期比4.9%増の20,000百万円、営業利益で同12.1%増の450百万円と増収増益となる見通し。企業の旺盛なIT投資が続く見通しで、自社製品やElastic関連製品を中心に売上拡大を見込む。利益面では、社内システム更新に伴う減価償却費の増加等のマイナス要因はあるものの、増収効果で吸収する見通しだ。また、自社製品のストック型売上比率を高めていくことで収益基盤の安定化も進む見込みだ。なお、リスク要因としては半導体メモリの不足によるサーバーの供給不足が挙げられ、国内ではライセンス販売型が主力の「LifeKeeper」の需要に影響を及ぼす可能性があるが、2026年2月までの受注状況に変化は見られない。

3. 中期経営計画
3ヶ年の中期経営計画では、2028年12月期の業績目標として売上高22,000百万円、営業利益610百万円、ROICで13.5%を掲げた。年平均成長率は売上高で4.9%、営業利益で15.0%となる。ストック型ビジネスモデルを強化し、継続的な成長を実現できる強固な収益基盤を構築する。「Gluegentシリーズ」などの自社製品については継続的な機能開発・性能改善とAI機能の実装による差別化を図り、需要が旺盛な生成AI関連案件の受注拡大も推進する。M&Aについても既存事業とのシナジーが期待できる案件については前向きに検討していく考えだ。

4. 株主還元方針
収益回復に伴い、2026年12月期の1株当たり配当金は5.0円(配当性向11.7%)と3期ぶりの復配を予定している。内部留保が充実する2027年12月期以降は連結配当性向で30%以上を目標とする方針を打ち出しており、中期経営計画どおりに業績が伸長すれば、配当水準は15円前後まで増加することになる。

■Key Points
・2025年12月期は減収ながらも経常利益は4期ぶりに過去最高を更新
・2026年12月期もストック型ビジネスがけん引し増収増益となる見通し
・ストック型ビジネスモデルの強化により継続的な成長を目指す
・内部留保の充実により2027年12月期以降は連結配当性向30%以上を目指す

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)




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