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ラキール Research Memo(5):LaKeel DXとLaKeel APPSを提供する製品サービスが主力(2)

*11:05JST ラキール Research Memo(5):LaKeel DXとLaKeel APPSを提供する製品サービスが主力(2)
■ラキール<4074>の事業内容

(2) コンサルティングサービス
コンサルティングサービスでは、ユーザー企業がLaKeel製品を活用する際に最大限の効果を発揮できるよう支援している。DXコンサルティングサービスとデータアナリティクスサービスがあり、DXコンサルティングサービスでは、LaKeelシリーズの導入にあたり、コンサルタントがIT技術の活用方針やシステム開発・導入のロードマップ策定を支援している。社内にハイスキルなエンジニアがいない企業には、LaKeel DXを使用したコンポーネント型開発をレクチャーし、内製化を実現できるようコンサルタントが伴走している。データアナリティクスサービスでは、LaKeel Data InsightまたはLaKeel BIを導入したユーザー企業向けに、データアナリストとコンサルタントが分析を支援している。豊富な分析テンプレートを使って速やかに分析業務を推進し、実務に適用できるデータの提供やレポートの作成を行うほか、大規模データやリアルタイムデータに対しても最適な集約・加工・分析方法を提案している。

(3) プロフェッショナルサービス
システム開発サービスとシステム保守サービスがあり、システム開発やシステム運用、拡張サービスを提供している。システム開発サービスでは、LaKeel DXを使って、古い設計や仕様、製品に基づいて構築された基幹業務システムや周辺システムを新しい技術や製品をベースに置き換えるモダナイゼーションサービスや、自社内に機器を設置して運用してきたシステムをクラウド環境に移行するサービスを提供している。ほかに、ユーザーの要望に基づき、システムを一から開発するスクラッチ開発も行っている。システム保守サービスでは、システム開発サービスで開発されたシステムの運用、システムの機能を拡張するサービス、特定アプリケーションの導入に伴うサポートサービスを提供している。単なる監視や運用の代行ではなく、ユーザーに代わってオペレーションを担う業務も行っており、経験豊富なエンジニアが障害の未然防止や業務の自動化といった様々な課題の改善策を提案している。なお、システム開発サービスにシステム保守サービスを併せて提案することで持続的で安定した収益の確保に努めているほか、製品サービスとのクロスセルも進めている。

(4) 動画配信型教育サービス
動画配信型教育サービスは、教育学・心理学、専門知、映像(アニメーション)制作技術、IT技術の4つのテクノロジーをかけ合わせることで、有益な知識を「わかる知識」に変換して配信するeラーニングのオンラインメディアサービスである。特徴は、労働・安全・食品・ハラスメントなど様々な分野の500種類以上ある専門的なコンテンツを、従業員教育など目的に沿って柔軟に組み立てられるマイクロ・ラーニングプラットフォームにある。また、英語や中国語(簡体字)、ベトナム語、ネパール語、ミャンマー語、ポルトガル語(ブラジル)といった多言語に対応しているうえ、2~3分のアニメーション動画にまとめているため、日本語が不得意な海外出身者にも手軽で分かりやすいと評判である。さらに、ユーザー企業による動画コンテンツの制作や視聴履歴などの進捗管理も可能となっている。財務的に製品サービスに含まれるが、アプリケーションでなく配信するコンテンツを部品と考えているため、同じマイクロサービスとはいえLaKeel製品のなかではポジションがやや異なるサービスと言える。単価が小さいためユーザーを全国でコツコツ積み上げてきたが、BEP(損益分岐点)を超える兆しが出てきたため、海外展開を含めて今後に期待したいサービスである。


ライセンスとサブスクリプション収入を重視

3. サービスの収益モデル
製品サービスには、契約やサービスの組み合わせによって、サービスの提供を開始した時点で受領し一時的な収益となるライセンスレベニュー(収入)と、使用した期間に応じてサービスの対価を受領し継続的な収益となるサブスクリプションレベニュー(収入)がある。基本的にLaKeel DXとLaKeel Appsの収入は、契約時のライセンス収入とその後のサブスクリプション収入により構成されている(LaKeel Messengerはライセンス収入のみ)。同社は、継続的に収益が積み上がるサブスクリプションにつながる製品によるライセンス収入の獲得を重要視しており、そうした製品のラインナップ拡充や提案強化を進めている。この結果、新規ユーザー数の拡大や既存ユーザーも含めたARPU(1ユーザー当たりの売上高)の引き上げだけでなく、既存ユーザーのチャーンレート(解約率)を1%前後の非常に低い水準に維持することにもつながっている。足元では、LaKeel HRなどのヒットによってライセンスが急増しているため、後追いとなりがちなサブスクリプションの伸びが小さく見えるが、LaKeel製品同様にサブスクリプションも順調に成長を続けている。なお、LaKeel HRのライセンスには、原則としてサブスクリプションとコンサルティングがついてくる。

コンサルティングサービスにはDXコンサルティングとデータアナリティクスがあるが、ともにサービス提供時に対価を受領するフロービジネスとなっている。LaKeel DXの拡大に伴い、DXコンサルティングの売上高も伸びる仕組みになっているが、現状は製品サービスの伸びが先行するなか、人的ボトルネックのためそうした仕組みが十分働いていない状況となっている。プロフェッショナルサービスは、新規システム開発などによるフロービジネスレベニューと、同社が開発したシステムの保守運用などによるリカーリングレベニューで構成されている。現状、リカーリングレベニューモデルがプロフェッショナルサービス売上高の大半を占め、安定収益源となっているが、過去に開発したシステムのため漸減傾向にある。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田 仁光)



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