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アップル Research Memo(2):中古車輸出事業と中古車買取販売事業を主力事業として展開(1)

*11:02JST アップル Research Memo(2):中古車輸出事業と中古車買取販売事業を主力事業として展開(1)
■アップルインターナショナル<2788>の会社概要及び事業内容

1. 会社概要
同社は、1996年に中古車輸出のパイオニアとして東南アジア諸国への中古車輸出事業を開始した。その後、中古車買取販売事業に加えて、オートオークション事業を行うなど自動車流通市場の一翼を担うに至った。海外では、築き上げた信頼と人的ネットワークの広がりにより、新たな事業を展開しつつある。現在、同社グループは本体が日本からの中古車輸出を主要事業とし、連結子会社が日本国内で中古車買取販売事業のフランチャイズチェーン本部を展開している。

企業理念は「FORWARD THE FUTURE」で、「私達アップルは、海外の人々と喜びを分かち合いながら、お客様と社会からの信頼を築き上げることに価値を見出し、夢の実現に向けグローバルに自動車関連ビジネスを展開」してきたとしている。「人へ社会へ、そして新たな価値を創造し続けることに挑戦し、新しい未来を切り開き、社会の発展に貢献すること」を目指している。

2. 沿革
同社は1996年1月、中古車の買取・販売を目的として三重県四日市市に設立された。東南アジア諸国のモータリゼーションは活況で、海外輸入業者のニーズに対応するため、同年12月にタイ及び香港で中古車の輸出事業を開始した。現在は、本体である同社がタイを中心にマレーシア、シンガポール、インドネシアなどへ日本からの中古車輸出事業を展開している。2016年11月には東京本社を東京都中央区に開設し、2本社体制とした。

2003年12月に東京証券取引所マザーズ市場に上場し、2015年5月に同市場第2部に市場替えとなった。また、2022年4月の同市場区分見直しに伴いスタンダード市場へ移行した。

同社はM&Aによる事業規模と領域の拡大を図っており、2001年11月に自動車買取・販売を行うカーコンサルタントメイプル(株)を、2004年5月にはアップルフランチャイズ本部のアップルオートネットワーク(株)の株式をそれぞれ取得し、現在、連結子会社となっている。また、2007年にはオートオークション会場を運営する合弁会社としてApple Auto Auction (Thailand) Company Limitedをバンコク市内に設立し、2008年からタイでオートオークション事業を開始した。同社の出資比率は34.4%で、持分法適用関連会社としている。2021年には(有)ホンダショップヒナガの全株式を取得し、非連結子会社としている。また、2023年10月よりアップルオートネットワークにて、時計や貴金属等のブランド品、不用品回収、生前・遺産整理、家屋買取までを一気通貫で対応するリユース流通事業を開始し、2024年8月に東京都内にリユース買取専門店2店舗を出店した。

3. 事業内容
同社グループは、本体での中古車輸出事業及び連結子会社での中古車買取販売事業の2本柱でこれまで事業を展開してきたが、新たにリユース流通事業を開始したことに伴い、2024年12月期より事業セグメントを自動車販売関連事業とその他(リユース流通事業)に区分して開示している。タイでオートオークション事業を行うApple Auto Auction (Thailand)の業績は、営業外収益に持分法による投資利益として計上される。

(1) 中古車輸出事業
中古車輸出事業は、国内一般ユーザー等からの買取及び国内オークションから仕入れた中古車をタイやマレーシアなど東南アジアを中心とした海外の輸入事業者へ販売する事業である。また、直近では外装のパーツメーカーとコラボ商品を開発し、純正品よりも低い価格で販売するなど付加価値向上で顧客ニーズに応える取り組みも進めている。取扱い車種は、東南アジアで人気の高いトヨタの「アルファード」や「ヴォクシー」といったミニバンタイプの車種が中心で、常時名古屋港には500~700台の在庫を確保し、注文に応じて出荷している。取引決済は円建てで、粗利益は販売価格に一定のマージン率を掛け合わせる場合と、1台当たり粗利益を固定で決める場合の2通りの決め方があり、状況に応じて使い分けている。

(2) 中古車買取販売事業
中古車買取販売事業では、連結子会社のアップルオートネットワークがフランチャイズチェーン本部を、グループ会社が加盟店として買取店舗「アップル」直営店を運営している。買取店舗「アップル」では、国内ユーザーから中古車を買い取り、国内のオートオークション会場または中古車販売業者等に販売している。FC本部は加盟店に対して、国内オートオークションでの中古車落札価格情報や在庫情報等から買取時の適正な価格情報を提供しているほか、各加盟店の統括管理を行っている。2025年12月末時点のFC加盟法人数は114法人で全国に265店舗を展開している。地域別店舗の構成比率は、関東と東海でそれぞれ3割以上であり、今後は手薄な関西や中国地域などで加盟店を増やす方針だ。

(3) リユース流通事業
アップルオートネットワークにて、2023年10月より時計や貴金属等のブランド品の買取事業を開始した。直営店として2024年8月に「リユース買取アップル」を東京都内に2店舗(国立駅前店、青砥駅前店)出店し、ビジネスモデルを確立した。現在は、時計や貴金属、ブランド品の買取を主に行っているが、今後は地域密着型の顧客基盤を持つ事業者とも協業することで買取ルートを強化し、不用品や生前・遺産整理品、家屋買取など取扱い商品の範囲も広げる方針だ。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)



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