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テスホールディングス株式会社×著名投資家DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(4)

*10:04JST テスホールディングス株式会社×著名投資家DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(4)
テスホールディングス<5074>

●DAIBOUCHOU
なるほど。「系統用蓄電所」は完工までに2、3年ほど要するかと思いますが、そうなると、今積み上がっている受注が来期以降に順次売上として計上され、業績が大きく伸びていくという見立てでしょうか。

■テスホールディングス 山本様
おっしゃる通りです。「系統用蓄電所」の中でも、「特別高圧」の系統に接続する大型の蓄電所は、受注金額も非常に大きくなります。こちらに関しては、納期としてやはり2年、あるいは2年以上を要するものもありますので、それらが中期経営計画の後半にかけて売上として計上されていく見込みです。
一方で、中型となる高圧の「系統用蓄電所」や「FIP転+蓄電池併設」などは、納期が早いことから今期や来期といったタイミングで順次売上が上がっていくものと考えています。

●DAIBOUCHOU
よく分かりました。ありがとうございます。
系統用蓄電池事業について伺いたいのですが、最近は参入する事業者が非常に増えている印象があります。貴社を取り巻く競争環境に、何か変化は感じていらっしゃいますでしょうか。

■テスホールディングス 山本様
はい。系統用蓄電池事業に参入したいというプレーヤーが増えることは、我々にとってプラスであると捉えています。その中で、私たちがどのようなスタンスでビジネスに取り組んでいるかをまずご説明します。
私たちは、自らが事業者として投資を行うのではなく、参入を希望される事業者様に対して、土地や電力系統の確保、そしてEPCを請け負うというスタンスで展開しています。蓄電池の調達においては特定のメーカーに依存しない「ベンダーフリー」の立場から、お客様の多様な要望に合わせて最適な製品を選定しています。
EPC事業者という視点で競争環境を見ますと、マーケットの拡大に伴い、確かに競合も増えてきていると思います。しかし、私たちが手がけている特別高圧の大型案件は、受注金額が数十億円、時には数百億円を超える規模となります。これほどの大型案件を手掛けられるEPC事業者は、ファイナンス面からしても限られてくるのではと考えています。
そうした中で、私たちはこれまで複数の系統用蓄電所案件の施工を進めてきており、特定のメーカーに依存しない「ベンダーフリー」の立場から、さまざまな蓄電池製品に対応してきました。また、地域や用途(系統用蓄電所、FIP転+蓄電池併設、オンサイト)ごとの条件に応じた設計や施工の実績を積み重ねてきている点は、優位性のひとつだと考えています。

また、私たちは、EPCだけでなく、アグリゲーション(運用管理)やメンテナンス等といった領域まで一貫して対応できる体制を整えています。これから参入を検討される事業者様にとっては、単なるEPC事業者ではなく、事業運営全体で何が必要か、何に注意すべきかまでを熟知し、カバーできるパートナーの方が、安心感があるはずです。こうしたトータルでの対応力がある点は、参入者が増えるこのビジネス領域において、差別化・優位性が保てるところではないかと思います。

●DAIBOUCHOU
ありがとうございます。つまり、単に設備を建設するだけでなく、その後のアフターサービスまで含めたトータルソリューションを提供できる点が、大きな差別化要因になっているということですね。

■テスホールディングス 山本様
おっしゃる通りです。従来の太陽光発電と比較しますと、太陽光は「発電した電気を、固定価格買取制度における一定の単価で買い取ってもらう」という非常にシンプルな仕組みでした。
しかし、蓄電池の事業となると、いかに効率よく電気を貯めて放出するか、あるいは多様な電力市場を活用して収益を生み出していくかといった、高度な運用ノウハウが不可欠となります。そのため、単に設備を作るだけではないという点は、参入されるお客様にとっての関心事になっていると感じています。

●DAIBOUCHOU
ありがとうございます。次に、技術的な展望についても伺わせてください。現在、国産の「ペロブスカイト太陽電池」が国策として注目されており、従来のシリコン型に代わる次世代技術として期待されています。このペロブスカイト太陽電池に対する、貴社の取り組みについて教えていただけますでしょうか。

■テスホールディングス 山本様
はい、ペロブスカイト太陽電池については、国産技術であり、政府も力を入れているということで、私たちも注目しています。
ただ、現時点では、市場に本格投入される時期はもう少し先になるのではないかと見ています。私たちとしましては、メーカー各社が新しい技術を開発し、製品として市場投入できるレベルになるのをしっかりとウォッチしている段階です。今後、補助金が出るなど導入しやすい環境が整えば、インストーラーの立場として、お客様へもご提案していきたいと考えています。
また、ペロブスカイトに限らず、現在は軽量でフレキシブルな太陽光パネルの開発が各所で進んでいます。これらが実用化フェーズに入れば、これまで設置が困難だった場所にも導入が可能となり、太陽光発電の普及がさらに加速すると思います。私たちは太陽光に限らず、省エネ商品も含めた新しい技術が社会実装された段階で、インストーラーの立場として、お客様へご提案し、脱炭素の実現を支援していきたいと思っています。

●DAIBOUCHOU
ありがとうございます。やはり国策として「脱炭素」や「環境保全」は重要だと思いますので、ペロブスカイト太陽電池に限らず、今後も事業環境が拡大していく方向にあるということですね。

■テスホールディングス 山本様
そうですね。政府は現在、第7次エネルギー基本計画において「2050年カーボンニュートラル」を目指しています。2030年にはCO2を2013年度比で46パーセント削減し、現在2割ほどの再生可能エネルギー導入比率を、2040年には40パーセントから50パーセントまで高めるという方針を掲げています。
この方針が着実に進んでいけば、太陽光をはじめとする再エネ導入量はさらに増えていきます。そして再エネが増えれば、系統を安定させるためのバッファーとして蓄電池も不可欠になります。再エネも増え、蓄電池も増える、そういった私たちにとっては追い風となる状況になっていくのではと考えています。

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