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KaizenPF Research Memo(5):2025年12月期は2020年12月期以来の各段階利益黒字を達成

*13:05JST KaizenPF Research Memo(5):2025年12月期は2020年12月期以来の各段階利益黒字を達成
■業績動向

1. 2025年12月期連結業績の概要
Kaizen Platform<4170>の2025年12月期の連結業績は売上高が前期比3.7%減の4,354百万円、営業利益が29百万円(前期は28百万円の損失)、経常利益が同499.5%増の38百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が29百万円(同171百万円の損失)となった。業績予想(2025年2月14日付の期初公表値、売上高4,550百万円、営業利益10百万円、経常利益0百万円、親会社株主に帰属する当期純利益30百万円の損失)に対して、売上高は196百万円下回ったが、営業利益は19百万円、経常利益は38百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は59百万円それぞれ上回った。

売上高は全体として小幅減収となったが、クラウドの大幅増収及び収益性改善が寄与し、2020年12月期以来となる各段階利益での黒字転換を達成した。クラウドにおいて生成AIによる収益貢献が第4四半期より本格化したことに加え、前期末にソフトウエア及びソフトウエア仮勘定の減損処理を完了させたことで、2025年12月期には減価償却費がはく落し、利益を押し上げた。全体の売上総利益は同1.7%増加し、売上総利益率は同1.8ポイント上昇して32.1%となった。販管費は同2.4%減少したが、販管費比率は同0.4ポイント上昇して31.4%となった。なお特別損失では前期計上した減損損失121百万円が一巡した。

2. セグメント別の動向とKPI
セグメント別では、プロフェッショナルの売上高が前期比6.7%減の3,908百万円で営業利益が91百万円の損失(同0百万円)、クラウドの売上高が同33.2%増の446百万円で営業利益が120百万円(同28百万円の損失)となった。プロフェッショナルでは大手企業へのフォーカス戦略や米国事業の移管に伴って取引アカウント数が減少したが、クロスセル・アップセル戦略の進展によってARPUが増加した。クラウドは生成AIによる収益貢献が第4四半期より本格化したことで取引アカウント数、ARPUともに増加し、プロジェクトで先行する開発費負担を吸収した。通期ベースの主要KPIとして、プロフェッショナルの取引アカウント数は同19.2%減少して487件、ARPUは同15.5%増加して7,707千円、売上総利益率は同2.3ポイント低下して28.4%、クラウドの取引アカウント数は同11.5%増加して184件、ARPUは同19.5%増加して2,424千円、売上総利益率は同38.8ポイント上昇して62.0%となった。

また四半期別に第4四半期のKPIを見ると、国内事業全体の取引アカウント数は前年同期比5.4%減の388件、ARPUは同4%増の2,735千円、売上高は同1.8%減の1,061百万円、売上総利益率は同0.8ポイント上昇し31.4%となった。クラウドの取引アカウント数は同8.8%増加して149件、ARPUは同12.6%増加して796千円、売上高は同22.4%増加して118百万円、売上総利益率は同17.1ポイント上昇して57.7%となった。プロフェッショナルの取引アカウント数は前年同期比9%減少して306件、ARPUは同5.2%増加して3,080千円、売上高は同4.2%減少して942百万円、売上総利益率は同1.6ポイント低下して28.1%となった。大手顧客への重点シフトによりARPUは堅調となった。今後は生成AIの活用により売上ポートフォリオの変化を見込む。

3. 財務の状況
財務面を見ると、2025年12月期末の資産合計は前期末比148百万円減少して4,269百万円となった。主に現金及び預金が同55百万円増加した一方で、受取手形、売掛金及び契約資産が同164百万円減少、貸倒引当金が同20百万円減少、のれんが同70百万円減少した。負債合計は同174百万円減少して1,286百万円となった。主に長期借入金が同198百万円減少して514百万円となった。純資産合計は同25百万円増加して2,983百万円となった。主に利益剰余金が同29百万円増加した。この結果、自己資本比率は同3.0ポイント上昇して69.9%となった。自己資本比率は高水準であり、キャッシュ・フローの状況にも特に懸念材料は見当たらない。財務の高い健全性を維持していると弊社では評価している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)




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