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イード Research Memo(4):2026年6月期中間期は減収減益となるが中間純利益は増益に

*12:34JST イード Research Memo(4):2026年6月期中間期は減収減益となるが中間純利益は増益に
■イード<6038>の業績動向

1. 2026年6月期中間期の業績概要
2026年6月期中間期の連結業績は、売上高で前年同期比2.7%減の2,995百万円、営業利益で同34.3%減の223百万円、経常利益で同27.3%減の249百万円、親会社株主に帰属する中間純利益で同67.0%増の340百万円となった。また、調整後EBITDAでは同23.1%減の323百万円となった。前年同期に好調だったネット広告の反動減が収益悪化の主因となった。中間純利益が増益となった要因は、子会社のマイケル(株)を吸収合併したことに伴い、繰越欠損金継承による繰延税金資産を計上したこと等から、法人税等調整額が146百万円のマイナス計上となったことによる。なお、中間期の会社計画は非開示となっているが、おおむね計画通りの進捗となったようだ。

(1) CP事業
CP事業の売上高は前年同期比3.4%減の2,765百万円、営業利益は同30.4%減の241百万円となった。売上高の内訳を見ると、ネット広告は同7.5%減の749百万円となった。自動車業界向けの提案型広告が顧客企業の収益悪化等も影響し減少したほか、これまで堅調に推移してきた教育分野も踊り場に入るなど全体的に低調だった。また、メディア・システムはオウンドメディアの運営受託サービスが低調だったほか、SAVAWAYの複数ECサイト一元管理システムが伸び悩んだことにより、同1.9%減の573百万円となった。一方、データ・コンテンツ提供は同7.0%増の1,342百万円と増収基調が続いた。「Response」や情報セキュリティ専門サイト「ScanNetSecurity」など法人向け有料会員サービスのサブスク収入が積み上がったほか、EC物販や子会社のエンファクトリーによる越境型研修サービス※、FITPによる車両衝突実験関連サービスなどが堅調に推移した。また、新たに連結に加わったエディト(金融機関向けメディア会社)の売上も一部貢献した。なお、出版ビジネスについては前期末にパズル雑誌から撤退したため同52.9%減の110百万円となったが、アニメ雑誌等は堅調に推移した。

※ 越境型研修サービスのうち、「越境サーキット」が大手企業のキャリア支援施策として導入が進んでいる。「越境サーキット」とは、他社のメンバーとチームアップし、ベンチャー企業のリアルな課題に対して、ヒアリング・仮説・提案の3ヶ月間を1タームにして行う越境・対話型オンライン研修を指す。

利益面では、収益性の高いネット広告の減収により減益となり、営業利益率も前年同期の12.1%から8.7%に低下した。ただ、データ・コンテンツ提供が着実に成長しており、これまでのネット広告依存型のビジネスモデルから「360度ビジネス」へのシフトが徐々に進んでいるものと評価される。

(2) CS事業
CS事業の売上高は前年同期比6.7%増の229百万円と2期ぶりに増収に転じたが、営業損失が18百万円(前年同期は7百万円の損失)となり、2期連続の損失計上となった。売上高の内訳は、リサーチソリューションが同8.2%増の145百万円、ECソリューションが同5.0%増の84百万円といずれも受注回復により増収に転じた。ただ、水準としてはまだ損益分岐点に届かなかった。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)



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