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プロディライト Research Memo(1):成長戦略が順調に推移し、2026年8月期は大幅増益へ

*11:01JST プロディライト Research Memo(1):成長戦略が順調に推移し、2026年8月期は大幅増益へ
■要約

1. 「電話のDX」実現に向け、クラウドPBX「INNOVERA」などをワンストップで提供
プロディライト<5580>は音声ソリューション事業を展開、法人企業向けにクラウドPBX(電話交換機)を通じて、インターネット接続によって通話できるIP電話サービスを提供している。同事業では、独自に開発したクラウドPBX「INNOVERA」を提供するシステムサービス、IP回線「IP-Line」を使用した音声通信を提供する回線サービス、場所を問わず固定電話の機能を利用できる端末機器の販売などを行っている。これら3つのサービスをワンストップ・ソリューションとして提供することで、テレワークなどオフィスの働き方改革などを支援、固定電話とモバイル端末の垣根を越え、先進の電話環境を構築する「電話のDX」実現を目指している。なお、M&Aに伴って、2025年8月期より新たに移動通信設備事業及び取次販売事業を開始した。

2. クラウドPBXの市場性と独自開発という同社の強みから、成長余地は大きい
法人向けの音声通信サービスの市場では、固定通信の契約数減少が続く一方、機能性などで優位にあるモバイルやIP電話サービスが伸び続けている。そのなかで同社のように一般企業向けにクラウドPBXを提供する大手企業は少なく、小規模企業が多いと言われている。したがって、上場企業の同社にとって、企業規模や信頼、ワンストップサービスなどの強みを発揮しやすい環境にある。一方、同社の収益は、主力の「INNOVERA」と「IP-Line」が課金型のリカーリング収益※のため、アカウント数やチャネル数といったKPI(業績管理のための重要指標)の伸長とともに採算が向上するという特徴がある。特に「INNOVERA」は、独自に開発したシステムのため高採算である。このような内外の環境から、同社の成長余地は大きい。

※ サービスの継続的提供などにより発生する課金収益で、ストック収益ともいう。一般に継続的に安定した利益を得られるためコスト効率が高い。

3. 2025年8月期は前期比で営業減益も、2026年8月期は大幅増益を見込む
2025年8月期の業績は、売上高2,834百万円(前期比29.0%増)、営業利益178百万円(同6.4%減)となった※。減益の要因は子会社連結時の一時費用の影響が大きく、単体業績は、パートナープログラム強化などにより「INNOVERA」アカウント数が大幅に増加し、リカーリング売上高比率も上昇して好調だった。2026年8月期の業績については、売上高3,360百万円(前期比18.6%増)、営業利益254百万円(同42.2%増)を見込んでいる。売上面では、大手代理店の営業積極化などによる「INNOVERA」アカウント数の増加、子会社化した(株)NNコミュニケーションズの通期寄与などが見込まれる。利益面では、リカーリング売上高比率の上昇や一時費用の消滅などから大幅増益予想となった。なお、大手代理店の営業積極化の収益はやや保守的に織り込んでいるようである。

※ 2024年8月期は単体、2025年8月期は2024年11月以降連結、2026年8月期はフル連結だが、便宜上増減率を掲載した(以下同)。

4. 営業強化やM&A推進など成果の出てきた成長戦略のアクセルを踏み込む
成長戦略は、「INNOVERA」の音声プラットフォーム構想、営業強化、ブランド力の向上、M&A推進の4つに重心を置いている。具体的には、クラウドPBXのリーディングサービスとして「INNOVERA」を音声プラットフォームへと進化させ、大手パートナーを担当する広域営業部やコンサルティング機能を有するカスタマーサクセス推進部を使って営業を強化する。また、コーポレートブランディングとサービスブランディングを両軸にブランド力を向上させ、M&Aを推進して事業シナジーの創出やサービスバリューチェーンの強化・多角化を目指す。足元で既存事業の業績が好調に推移し、営業強化やM&A推進など成長戦略の形が整ってきたことから、成長のアクセルをしっかりと踏み込む方針のようだ。

■Key Points
・独自開発のクラウドPBX「INNOVERA」などIP電話サービスをワンストップで提供
・2025年8月期は連結時の一時費用で減益も既存事業は好調。一時費用がなくなる2026年8月期は大幅増益へ
・既存事業の業績好調に加え成長戦略の形が整ってきたことから、成長のアクセルを踏み込む

(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田 仁光)



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