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ワコム Research Memo(5):2026年3月期の通期業績予想を据え置き、通期でも減収ながら2ケタ増益を予想

*13:05JST ワコム Research Memo(5):2026年3月期の通期業績予想を据え置き、通期でも減収ながら2ケタ増益を予想
■ワコム<6727>の業績見通し

1. 2026年3月期の業績予想
2026年3月期の連結業績予想について同社は、各事業の下期販売動向などを十分に見極める必要があるとして期初予想を据え置き、売上高を前期比4.9%減の110,000百万円、営業利益を同12.6%増の11,500百万円、経常利益を同10.6%増の11,500百万円、親会社株主に帰属する当期純利益を同62.7%増の8,500百万円と、減収増益を見込んでいる。

本業の事業収益が拡大する一方、円高や米国関税といった外部要因による影響を想定していることから、通期で減収を見込んでいる。「ブランド製品事業」における新カテゴリー製品が順調に立ち上がるも、下期の年末商戦期やOEM顧客からの需要の動向等を十分に見極める必要があるとして、期初予想を据え置いた。

損益面では、円高や米国関税といった外部要因による影響を想定しているものの、「ブランド製品事業」の黒字転換や事業収益の伸びにより、2ケタの増益を確保する。

2. 弊社の見方
通期業績予想の達成のためには、下期売上高58,606百万円、営業利益5,646百万円が必要である。引き続き為替動向や米国関税問題を含め、先行き不透感が残るものの、中間期業績における収益体質の改善や下期に追加的な新製品投入効果が期待できること、さらに年末商戦期などを総合的に勘案すれば、想定を超える外部環境の悪化がない限り、業績予想は達成可能な範囲内であると見ている。注目すべきは、中期経営計画「Wacom Chapter 4」の初年度として、引き続き、パートナー(技術・資本提携先)との共創、各ユースケース領域における新たな事業化に向けた進捗、新カテゴリー(ポータブルクリエイティブ)に対する市場反応である。2027年3月期以降の事業拡大に向けた動向が注目される。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)



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