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株式会社アルトナー×著名投資家DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(7)
2025/10/03 11:27
*11:27JST 株式会社アルトナー×著名投資家DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(7)
アルトナー<2163>
次の質問です。CASE、SDV、ADASといった次世代の自動車技術が注目されるなか、開発の比重がハードからソフトへシフトしている印象があります。御社にとっての影響について教えていただけますか。
■アルトナー 関口様
はい。ご指摘の通り、CASEやSDV、ADASといった分野におけるエンジニアの要請は、ほとんどがソフトウェア領域に集中します。そのため、当社としてはソフトウェア分野の採用比率を他の職種よりも高め、お客様からの強いニーズに応えられる供給体制を整えております。
一方で、機械や電気・電子といったいわゆるハードウェア領域に関しては、次世代自動車関連以外のプロジェクトや、自動車以外の産業分野に属するお客様に対してエンジニアを供給する体制を強化しています。これにより、特定分野への依存を避け、技術領域全体のリスクを回避する仕組みを構築している状況です。
●DAIBOUCHOU
このエンベデッドモデルベースというのは、いわゆる次世代自動車技術、組み込みソフトウェアのことですね。この分野の開発が非常に伸びているという理解でよろしいでしょうか。
■アルトナー 関口様
はい、その通りです。加えて、ITソリューションの観点では、自動車関連の分野においてCASEでいう「コネクテッド」、すなわち情報通信によってどのように車をネットワークに繋げるかというスキルが求められています。これが自動車メーカーからの大きなニーズとなっています。
●DAIBOUCHOU
なるほど。例えばカーナビ、道路工事や渋滞といった運転に必要な情報をインターネットから収集して提供するような仕組みですね。
■アルトナー 関口様
はい、その通りです。GPSなどを活用した領域にあたります。
●DAIBOUCHOU
なるほど。つまり一般的なオフィス向けソフト開発ではなく、自動車の組み込み分野に特化した周辺ソフトウェアの開発ということですね。
■アルトナー 関口様
はい。その点が当社のソフトウェア人財配属の大きな特徴です。当社ではオフィス向けソフトの領域はほとんどなく、メーカーの開発に必要とされる領域において、IT系と組み込み系のエンジニアが対応しているのが実情です。
●DAIBOUCHOU
自動車も、例えばメーターなど、以前は機械やハードで動いていましたが、現在ではソフトで制御されるようになっています。各種アラートや情報もカーナビ画面に集約され、ハード部分が減少している印象です。また、バック時に障害物を検知して警告を出すシステムや、カメラ映像で駐車をサポートする仕組みなど、新しい技術が次々に導入されており非常に便利だと感じます。こうした分野の開発を御社も手がけているのですね。
■アルトナー 関口様
まさにその領域です。
●DAIBOUCHOU
なるほど。やはり現在、自動車メーカーはテスラのようにソフトウェア開発を進めており、他社も追いつけ追い越せの姿勢で開発を加速していると思います。そうした流れの追い風を御社も大きく受けているという認識でよろしいでしょうか。
■アルトナー 関口様
はい。その通りです。自動車関連メーカーにおいては、ソフトウェア強化の競争に勝ち残れるかどうかが重要になっています。そのため、ソフトウェア領域のエンジニア需要は、ハードに比べて圧倒的に高まっている状況です。
●DAIBOUCHOU
一方で、半導体についてもお伺いします。自動車に使われる半導体が中心でしょうか。それとも通信機器向けなど、より幅広い用途があるのでしょうか。
■アルトナー 関口様
はい。半導体製造装置メーカー様からの引き合いには、自動車向けと通信機器向けの両面があります。特に通信機器、主にスマートフォンなどに使われる半導体、そして自動車向けの半導体、その双方を製造する装置に関する需要があります。
先端半導体は主に通信機器向けで、小型化や高性能が求められます。一方で、自動車向け半導体は、通信機器向けほど微細化や先端性能を必要としないため、両方が求められます。
●DAIBOUCHOU
なるほど。自動車向け半導体の場合、例えば27ナノといった最先端プロセスでなくても、それほど微細化されていなくても問題なく搭載できますし、むしろコスト面が重要になると思います。したがって、成熟した「こなれた技術」で十分対応できるというニュアンスで理解しました。そういったところで追い風を受けられているということですね。
■アルトナー 関口様
ええ。まさにその通りです。
●DAIBOUCHOU
わかりました。ありがとうございます。
株式会社アルトナー×著名投資家DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(8)に続く
<KM>
アルトナー<2163>
次の質問です。CASE、SDV、ADASといった次世代の自動車技術が注目されるなか、開発の比重がハードからソフトへシフトしている印象があります。御社にとっての影響について教えていただけますか。
■アルトナー 関口様
はい。ご指摘の通り、CASEやSDV、ADASといった分野におけるエンジニアの要請は、ほとんどがソフトウェア領域に集中します。そのため、当社としてはソフトウェア分野の採用比率を他の職種よりも高め、お客様からの強いニーズに応えられる供給体制を整えております。
一方で、機械や電気・電子といったいわゆるハードウェア領域に関しては、次世代自動車関連以外のプロジェクトや、自動車以外の産業分野に属するお客様に対してエンジニアを供給する体制を強化しています。これにより、特定分野への依存を避け、技術領域全体のリスクを回避する仕組みを構築している状況です。
●DAIBOUCHOU
このエンベデッドモデルベースというのは、いわゆる次世代自動車技術、組み込みソフトウェアのことですね。この分野の開発が非常に伸びているという理解でよろしいでしょうか。
■アルトナー 関口様
はい、その通りです。加えて、ITソリューションの観点では、自動車関連の分野においてCASEでいう「コネクテッド」、すなわち情報通信によってどのように車をネットワークに繋げるかというスキルが求められています。これが自動車メーカーからの大きなニーズとなっています。
●DAIBOUCHOU
なるほど。例えばカーナビ、道路工事や渋滞といった運転に必要な情報をインターネットから収集して提供するような仕組みですね。
■アルトナー 関口様
はい、その通りです。GPSなどを活用した領域にあたります。
●DAIBOUCHOU
なるほど。つまり一般的なオフィス向けソフト開発ではなく、自動車の組み込み分野に特化した周辺ソフトウェアの開発ということですね。
■アルトナー 関口様
はい。その点が当社のソフトウェア人財配属の大きな特徴です。当社ではオフィス向けソフトの領域はほとんどなく、メーカーの開発に必要とされる領域において、IT系と組み込み系のエンジニアが対応しているのが実情です。
●DAIBOUCHOU
自動車も、例えばメーターなど、以前は機械やハードで動いていましたが、現在ではソフトで制御されるようになっています。各種アラートや情報もカーナビ画面に集約され、ハード部分が減少している印象です。また、バック時に障害物を検知して警告を出すシステムや、カメラ映像で駐車をサポートする仕組みなど、新しい技術が次々に導入されており非常に便利だと感じます。こうした分野の開発を御社も手がけているのですね。
■アルトナー 関口様
まさにその領域です。
●DAIBOUCHOU
なるほど。やはり現在、自動車メーカーはテスラのようにソフトウェア開発を進めており、他社も追いつけ追い越せの姿勢で開発を加速していると思います。そうした流れの追い風を御社も大きく受けているという認識でよろしいでしょうか。
■アルトナー 関口様
はい。その通りです。自動車関連メーカーにおいては、ソフトウェア強化の競争に勝ち残れるかどうかが重要になっています。そのため、ソフトウェア領域のエンジニア需要は、ハードに比べて圧倒的に高まっている状況です。
●DAIBOUCHOU
一方で、半導体についてもお伺いします。自動車に使われる半導体が中心でしょうか。それとも通信機器向けなど、より幅広い用途があるのでしょうか。
■アルトナー 関口様
はい。半導体製造装置メーカー様からの引き合いには、自動車向けと通信機器向けの両面があります。特に通信機器、主にスマートフォンなどに使われる半導体、そして自動車向けの半導体、その双方を製造する装置に関する需要があります。
先端半導体は主に通信機器向けで、小型化や高性能が求められます。一方で、自動車向け半導体は、通信機器向けほど微細化や先端性能を必要としないため、両方が求められます。
●DAIBOUCHOU
なるほど。自動車向け半導体の場合、例えば27ナノといった最先端プロセスでなくても、それほど微細化されていなくても問題なく搭載できますし、むしろコスト面が重要になると思います。したがって、成熟した「こなれた技術」で十分対応できるというニュアンスで理解しました。そういったところで追い風を受けられているということですね。
■アルトナー 関口様
ええ。まさにその通りです。
●DAIBOUCHOU
わかりました。ありがとうございます。
株式会社アルトナー×著名投資家DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(8)に続く
<KM>




