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アンジェス Research Memo(7):拡大新生児スクリーニング検査の設備能力増強は2026年以降となる見通し

*13:07JST アンジェス Research Memo(7):拡大新生児スクリーニング検査の設備能力増強は2026年以降となる見通し
■アンジェス<4563>のACRLの取り組み状況

ACRLが2021年7月より開始した希少遺伝性疾患の拡大新生児スクリーニング検査は、検査数が2022年12月期の約1万件から2倍増ペースで拡大を続けてきた。CReARIDからの検査受託に加え、2024年8月以降は群馬県や埼玉県、沖縄県などの地方自治体(またはその関連団体)からも受託を開始したことが要因で、四半期ベースの検査手数料収入推移を見ても右肩上がりで成長している。2025年からは新たに長野県からの受託も開始し、2025年12月期中間期(2025年4月~6月)の売上高も前年同期比2.2倍増の158百万円と大幅に増加した。2025年第1四半期比でも39.4%増と大きく伸長したが、これは検査件数の増加に加え、CReARIDが2025年3月末で受託サービスを終了したことに伴い、直接クリニックから検査を受託するようになり、1件当たりの単価が上昇したことも一因である。2025年12月期の検査件数は期初計画どおり前期比2倍増の約10万件となる見通しだ。期初段階では下期に移転増床と設備投資を予定していたが、資金面の問題から2026年以降に先送りする可能性が高い。

同社は検査領域拡大の取り組みとして、2024年5月より希少遺伝性疾患の遺伝学的検査(確定検査)を開始した。さらに、2025年9月よりムコ多糖症の二次スクリーニング並びに経過観察、治療効果のモニタリングなどを目的としたバイオマーカー検査についても開始し、希少遺伝性疾患検査をワンストップで提供できる体制を構築した。従来、これらの検査をすべて行う検査所はなく、医療機関では異なる検査所に依頼する必要があり手間が掛かっていたため、同社の検査所を活用することで利便性も向上する。同社にとっても、これら希少遺伝性疾患に関する検査を多く行うことで、新たな治療薬候補品を見出す機会が増えるものと考えており、今後も同事業については継続的に取り組む方針だ。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)



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