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ヤマタネ Research Memo(6):「成長期」に入り、未利用バイオマスの活用や越中島開発事業を推進(1)

*12:06JST ヤマタネ Research Memo(6):「成長期」に入り、未利用バイオマスの活用や越中島開発事業を推進(1)
■ヤマタネ<9305>の中期経営計画の進捗状況

1. 中期経営計画「ヤマタネ2025プラン」の振り返り
2023年3月期から2025年3月期を対象期間とする「ヤマタネ2025プラン」は、「ヤマタネ2031ビジョン」において、将来の成長に向けた積極的な大規模投資を行う種蒔きの期間と位置付けられた。「コア事業における収益性改善」「チャレンジ戦略の見直し」「保有不動産の活用」「バランスシートマネジメント」を方針に掲げ、コア事業領域の目標実現により主要財務指標目標値をすべて達成した。

具体的には、売上高809億円(目標565億円)、営業利益37.8億円(同32億円)、EBITDA80.6億円(同66億円)、ROE5.6%(同5.0%以上)、配当性向35.1%(同35.0%以上)となった。特に売上高とEBITDAは1期前倒しの2024年3月期に、営業利益は2期前倒しの2023年3月期に目標を達成した。

一方でチャレンジ戦略の進捗が十分でないことや、将来の株主価値向上に向けてさらなる収益性やバランスシート改善が必要との認識から、これらの課題への対応は新中期経営計画である「ヤマタネ2028プラン」へ引き継がれる。

2. 新中期経営計画「ヤマタネ2028プラン」の概要
2024年11月に発表された新中期経営計画「ヤマタネ2028プラン」(対象期間は2026年3月期〜2028年3月期)は、「ヤマタネ2031ビジョン」の第2フェーズ「成長期」と位置付けられる。「ヤマタネ2025プラン」で残された課題への対応に加え、企業価値向上のためのさらなる収益性強化策、財務資本政策、ガバナンス戦略までを含む内容となっている。なおKPIとして、2028年3月期に売上高880億円、営業利益47億円、EBITDA92億円、ROE6.5%以上、総還元性向70〜80%を掲げている。なお、同社は2025年8月1日付で2026年3月期の業績予想の上方修正を発表した。これにより、売上高・営業利益目標は、「ヤマタネ2028プラン」の1期目で達成見込みになる。事業別の取り組みの方向性自体は維持しつつ、今後「ヤマタネ2028プラン」のローリングもしくは目標数値の修正という形で見直しが入るか注目される。

(執筆:フィスコアナリスト 村瀬 智一)



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