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レジル Research Memo(6):2026年6月期は前期に譲受した事業が通期寄与し、大幅増益予想も、やや保守的

*12:06JST レジル Research Memo(6):2026年6月期は前期に譲受した事業が通期寄与し、大幅増益予想も、やや保守的
■レジル<176A>の業績動向

3. 2026年6月期の業績見通し
同社は2026年6月期の業績予想について、売上高57,347百万円(前期比22.9%増)、営業利益3,822百万円(同18.8%増)、経常利益3,719百万円(同17.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益2,607百万円(同16.7%増)を見込んでいる。

2026年6月期は、資源価格が引き続き落ち着いた水準で推移する一方で、事業者間での競争は活発化する傾向となると想定されている。こうした環境の下、同社は年率10%超の成長という従来のガイダンスをベースに、リプレイス戦略の推進やNTTアノードエナジーの通期寄与などにより20%を超える売上成長を目指している。利益面では、NTTアノードエナジー分の電源調達を背景に原価が上昇し、売上総利益率はやや低下するという見通しである。販管費は、全体の採用ペースが落ち着く一方で、NTTアノードエナジーの経費が通期で計上されるため、売上高と同程度の伸びを見込んでいる。しかし、NTTアノードエナジー分の電源調達先変更による原価率改善の目途が立っており、特に下期以降に原価率が改善する可能性がある。また2025年3月の良好な調達契約を考慮すると、やや保守的な予想になっていると言える。

セグメント別の施策は、分散型エネルギー事業では、既存マンションでは直近で獲得実績への貢献が大きいリプレイス案件を中心に導入戸数の増加を目指し、新築マンションについてはマンション防災サービスを起点にマンションディベロッパーとの協業展開を進めるなど、多面的な拡大を図るほか、NTTアノードエナジーの通期寄与もあり、大幅な増収増益予想となった。グリーンエネルギー事業では、GX指向を踏まえた営業活動により売上高を伸ばし、仕入調達の柔軟性強化などにより収益性を向上し、増益を確保する計画である。エネルギーDX事業では、引き続き新電力大手と地域新電力で新規顧客の獲得を進め、提供先事業者のエンドユーザー数の拡大を図るとともに、業務受託範囲の拡大などを通じて既存顧客の単価向上を図る。ただし、コスト先行がまだ続くことから、2ケタ増収ながら減益を見込んでいる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田 仁光)



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