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イチネンHD Research Memo(4):2026年3月期は1.2%営業増益予想だが、上振れの可能性も

*13:34JST イチネンHD Research Memo(4):2026年3月期は1.2%営業増益予想だが、上振れの可能性も
■イチネンホールディングス<9619>の今後の見通し

2026年3月期の業績は、売上高が162,000百万円(前期比4.6%増)、営業利益が10,400百万円(同1.2%増)、経常利益が10,030百万円(同2.8%減)、親会社株主に帰属する当期純利益が6,200百万円(同6.9%減)の予想となっている。主力の自動車リース関連が、前期に燃料販売の販売単価が好調だったことによる反動減等により減収減益となる見込みであるが、機械工具販売の回復、パーキングや農業関連の続伸により全体では営業増益を見込んでいる。しかし、全体的に各事業の前提をかなり保守的に見ている印象で、今後の状況によっては計画より上振れする可能性もありそうだ。

(1) 自動車リース関連事業
自動車リース関連事業はセグメント売上高60,699百万円(前期比1.1%減)、セグメント利益5,467百万円(同16.5%減)を見込んでいる。前期に燃料給油カードの販売単価が好調だったことによる反動減、車両販売の販売単価の減少を見込んでいる。

(2) ケミカル事業
ケミカル事業においては、セグメント売上高12,472百万円(同5.2%増)、セグメント利益988百万円(同16.5%増)を見込んでいる。新規顧客の開拓、脱炭素を見据えた新製品の開発、海外展開の強化などにより増収増益を計画している。

(3) パーキング事業
セグメント売上高8,304百万円(同5.0%増)、セグメント利益1,358百万円(同7.3%増)を見込んでいる。新規駐車場の開拓、既存駐車場の継続的な収益改善、設備リニューアルによる稼働率向上などを進めることで増収増益を見込んでいる。

(4) 機械工具販売事業
セグメント売上高39,466百万円(同9.4%増)、セグメント利益603百万円(前期は141百万円の損失)を見込んでいる。施策としては、高単価・高収益商材の販売強化、ネット販売強化、海外展開強化などを進める。

(5) 合成樹脂事業
セグメント売上高21,804百万円(同14.6%増)、セグメント利益511百万円(同51.7%増)を見込んでいる。次世代型遊技機向け部材の提案・販売強化、リサイクル樹脂等の販売強化、自動車用内外装部品の販売強化などを進める計画だ。

(6) 農業関連
セグメント売上高18,150百万円(同3.2%増)、セグメント利益1,228百万円(同5.1%増)を見込んでいる。施策として、農作物の収穫量増加、農作物の加工品開発の強化、農作業省力肥料等のラインナップ拡充や販売強化などを行う。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)



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