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エムアップ Research Memo(8):グローバル展開の本格化に向けて「Weverse」とのID連携を構築

*11:08JST エムアップ Research Memo(8):グローバル展開の本格化に向けて「Weverse」とのID連携を構築
■エムアップホールディングス<3661>の主な活動実績

1. 「Weverse」とのID連携を構築
同社グループFanplusとGlobal Superfan Platform「Weverse(ウィバース)」を日本で展開するWeverse Japanは、日本アーティストのグローバルファン獲得を支援する新たな取り組みとして、Fanplusが運営するファンクラブと「Weverse」のID連携を構築し、2025年4月30日よりMrs. GREEN APPLEの公式ファンクラブ「Ringo Jam」に採用された。「Weverse」は毎月1,000万人以上のグローバルユーザが利用するプラットフォームであり、EC、ライブストリーミング、デジタルメンバーシップなどの多様なサブスクリプションサービスやリスニングパーティー※など、ファンダム活動に必要なあらゆるサービスをアーティストとファンに提供している。Fanplusが運営するファンクラブを利用しているアーティストは、今回のID連動を採用することで「Weverse」の公式コミュニティ上の既存のファンクラブへの入会導線を設けることができ、「Weverse」ユーザーがファンクラブのコンテンツをWeverse Accountで楽しむことが可能となる。

※ 同じ時間に同じ音楽をオンラインで共有し、リアルタイムでチャットを通じて感想を共有するイベントのこと。アーティストやファンが、遠隔地でも一緒に音楽を楽しむことができる新しい形式として注目される。

2. ファンエンゲージメントアプリ「bubble for JAPAN」をオープン
2024年6月に、同社グループDear U plusは、グローバル展開する韓国発のファンコミュニケーションアプリ「Dear U bubble」※を展開するDear Uとの協業、並びにFanplusとのグループ内連携(共同開発)により、「Dear U bubble」の日本語版となる「bubble for JAPAN」をオープンした。本アプリはグローバル対応しており、世界200ヶ国以上のエンターテイメントファンが利用可能であるほか、世界規模で人気を博している「bubble」シリーズと同様の機能がセットされている。

※ 「Dear U bubble」は、韓国企業Dear Uが展開している“ファンがアーティストと二人だけのプライベートメッセージ感覚を楽しめる”コミュニケーションアプリである。チャットボットではなく、実際にアーティスト本人が送信する日常のカジュアルなメッセージが受け取れ、ファンからも返信できることが大きな特長となっている。一般的なチャットアプリのような親しみやすいUIで、ファンがアーティストと友達のようにつながっている体験ができるため、サービスへの没入感や親密度が高まるという。



■業績見通し

2026年3月期も増収増益基調が継続する見通し

1. 2026年3月期の業績予想
2026年3月期の業績予想について同社は、売上高を前期比8.6%増の28,000百万円、営業利益を同15.6%増の4,700百万円、経常利益を同14.3%増の4,700百万円、親会社株主に帰属する当期純利益を同50.2%増の2,500百万円と引き続き増収増益を見込んでいる。

前期同様、「ファンクラブ事業」「EC事業」「電子チケット事業」がそれぞれ順調に拡大する見通しである。増収率が前期と比べて緩やかなのは、前期業績の大幅な伸びに寄与した特殊要因(大型案件の獲得)の剥落によるものである。引き続き課金会員の底上げ、並びに「EC事業」「電子チケット事業」との連動による顧客単価の最大化を図るとともに、グローバル展開による海外ファンの取り込みも強化していく考えだ。

利益面でも、引き続きサーバー費の上昇や採用強化による人件費増、新規事業への開発投資などを予定しているものの、収益性の高い「EC事業」や「電子チケット事業」の伸びにより増収を確保する見通しである。営業利益率も16.8%(前期は15.8%)に大きく改善し、過去最高水準を更新する想定となっている。

2. 弊社の見方
好調な外部環境(ライブ・コンサートの活況ぶり)やファンクラブサイトを起点とした各事業・サービスが順調に伸びていること、業界においてアーティスト・ファンの双方に対してますます優位なポジションを確立していることなどを勘案すれば、同社の業績予想は十分に達成可能であると弊社では見ている。注目すべきは、新たな成長の軸として期待されるグローバル展開の進展である。日本のアーティストに対する海外会員の獲得、並びに海外アーティストの獲得の両面に注目したい。また、VR技術を活用したライブ演出の展開や、Web3.0関連技術を生かしたデジタルアセット管理・NFT活用など、次世代ファンビジネスについても、グローバル展開とともに本格化していく可能性を秘めており、そういった両にらみの視点から今後の動向を見守りたい。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)



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