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サンマルクHD Research Memo(7):2026年3月期はのれん等償却を吸収して大幅営業・経常増益予想

*12:26JST サンマルクHD Research Memo(7):2026年3月期はのれん等償却を吸収して大幅営業・経常増益予想
■今後の見通し

● 2026年3月期連結業績予想の概要
サンマルクホールディングス<3395>の2026年3月期の連結業績は売上高が前期比14.3%増の81,000百万円、のれん等償却前営業利益が同59.6%増の6,685百万円、営業利益が同23.5%増の4,500百万円、経常利益が同14.6%増の4,400百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同21.3%減の2,000百万円を見込んでいる。同期ののれん及び商標権の償却負担は年約22億円となるが、既存店の好調や牛かつ業態の通期寄与による増収効果、収益性改善施策の進展などで償却負担を吸収して大幅営業・経常増益の予想である。親会社株主に帰属する当期純利益については前期に繰延税金資産を計上したことで法人税等が減少し利益を押し上げた反動により減益を予想している。セグメント別の計画は、レストラン事業の売上高が同13.3%増の50,000百万円で営業利益(全社費用等調整前)が同22.1%増の4,650百万円、喫茶事業の売上高が同15.8%増の31,000百万円で営業利益が同24.6%増の2,790百万円を見込んでいる。

前提としては、既存店売上高が前期比101%程度、店舗展開は新規出店が30〜35店舗、退店が25〜30店舗、設備投資額は新規出店や既存店改装で3,720百万円、減価償却費は2,492百万円を想定している。店舗展開は不採算店整理がおおむね完了したため出店超に転じる見込みだ。牛かつ業態の売上高については初年度リスクを考慮したうえでの保守的な想定である。利益面については、のれん及び商標権の償却に加え、牛かつ業態の原価率が既存業態よりも高いため、全社ベースの原価が同1.7ポイント程度上昇する想定であるが、価格適正化や店舗オペレーション効率化等による収益性改善施策を推進する予定だ。

半期別の計画は上期の売上高が前年同期比21.4%増の40,000百万円、のれん等償却前営業利益が同63.9%増の2,992百万円、営業利益が同4.0%増の1,900百万円、経常利益が同9.1%減の1,800百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同52.2%減の800百万円、下期の売上高が同8.0%増の41,000百万円、のれん等償却前営業利益が同56.3%増の3,692百万円、営業利益が同43.0%増の2,600百万円、経常利益が同39.9%増の2,600百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同38.2%増の1,200百万円を見込んでいる。

2025年4月の既存店売上高が計画(前期比101%程度)を大幅に上回る水準(M&Aを除くベースで既存店売上高が前年同月比108.4%、M&A業態の既存店売上高が同112.4%)でスタートしていることを勘案すれば、2026年3月期も好業績が期待できる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)



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