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ケンコーマヨ Research Memo(7):2028年3月期の営業利益目標を33億円以上から上方修正検討中(1)
2025/07/04 12:07
*12:07JST ケンコーマヨ Research Memo(7):2028年3月期の営業利益目標を33億円以上から上方修正検討中(1)
■今後の見通し
2. 中長期経営計画『KENKO Vision 2035』の進捗状況
(1) 『KENKO Vision 2035』の概要
ケンコーマヨネーズ<2915>は2024年5月に、2036年3月期までの12年間の中長期経営計画『KENKO Vision 2035』を発表した。「サラダ料理で世界一になる」をビジョンに掲げ、持続的な成長のために抜本的改革と企業価値の更なる向上を目指す。『KENKO Vision 2035』では第1フェーズ(2025年3月期〜2028年3月期)を事業構造の改革期、第2フェーズ(2029年3月期〜2032年3月期)を再成長期、第3フェーズ(2033年3月期〜2036年3月期)を進化・発展期と位置付けた。
経営数値目標は、第1フェーズの最終年度となる2028年3月期に連結売上高1,020億円以上、連結営業利益33億円以上とし、2036年3月期には連結売上高で1,250億円以上、連結営業利益で75億円以上、連結営業利益率で6%以上を目標に掲げた。第1フェーズでは成長基盤を構築するための事業ポートフォリオ改革や事業拠点の再編、DX投資などの先行投資を実施することもあり、連結営業利益で年平均成長率3%以上と堅実な目標だが、2025年3月期の連結営業利益が48.5億円で着地し、2026年3月期も横ばい水準を見込んでいることから、2028年3月期の目標水準についても引き上げるべく検討を進めているようだ。方向性として2028年3月期までは現在の利益水準を維持したうえで成長投資を実行する方針だ。なお、12年間の年平均売上成長率は3%以上を目指しているが、直近10年間が年率4%成長だったことや今後は海外市場にも本格進出していくことを考慮すると、実現性の高い目標と言える。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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■今後の見通し
2. 中長期経営計画『KENKO Vision 2035』の進捗状況
(1) 『KENKO Vision 2035』の概要
ケンコーマヨネーズ<2915>は2024年5月に、2036年3月期までの12年間の中長期経営計画『KENKO Vision 2035』を発表した。「サラダ料理で世界一になる」をビジョンに掲げ、持続的な成長のために抜本的改革と企業価値の更なる向上を目指す。『KENKO Vision 2035』では第1フェーズ(2025年3月期〜2028年3月期)を事業構造の改革期、第2フェーズ(2029年3月期〜2032年3月期)を再成長期、第3フェーズ(2033年3月期〜2036年3月期)を進化・発展期と位置付けた。
経営数値目標は、第1フェーズの最終年度となる2028年3月期に連結売上高1,020億円以上、連結営業利益33億円以上とし、2036年3月期には連結売上高で1,250億円以上、連結営業利益で75億円以上、連結営業利益率で6%以上を目標に掲げた。第1フェーズでは成長基盤を構築するための事業ポートフォリオ改革や事業拠点の再編、DX投資などの先行投資を実施することもあり、連結営業利益で年平均成長率3%以上と堅実な目標だが、2025年3月期の連結営業利益が48.5億円で着地し、2026年3月期も横ばい水準を見込んでいることから、2028年3月期の目標水準についても引き上げるべく検討を進めているようだ。方向性として2028年3月期までは現在の利益水準を維持したうえで成長投資を実行する方針だ。なお、12年間の年平均売上成長率は3%以上を目指しているが、直近10年間が年率4%成長だったことや今後は海外市場にも本格進出していくことを考慮すると、実現性の高い目標と言える。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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