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ディーエムソリュ Research Memo(5):成長投資をこなしながらも、過去最高業績を達成

*11:05JST ディーエムソリュ Research Memo(5):成長投資をこなしながらも、過去最高業績を達成
■ディーエムソリューションズ<6549>の業績動向

1. 2025年3月期の業績動向
2025年3月期の業績は、売上高が21,155百万円(前期比16.2%増)、営業利益が678百万円(同19.4%増)、経常利益が685百万円(同19.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益が496百万円(同23.3%増)と好調で、過去最高の業績となった。期初予想との比較でも、売上高で1,955百万円、営業利益で33百万円、経常利益で39百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で73百万円の超過達成となった。

日本経済は、堅調な雇用情勢や所得環境の改善、インバウンド需要により緩やかな回復基調にあった一方で、依然として続くウクライナや中東の情勢不安や世界的な原材料及びエネルギー価格の高騰や物価上昇により、先行きの不透明な状況で推移した。こうした環境下、同社は、ダイレクトマーケティングを実施する企業に対して、マーケティングの各局面において最適なソリューションを提供するべく努めた。また、積極的に人材採用を行い、営業力と提供サービスの強化に取り組んだ。さらに、自社物件の国立フルフィルメントセンター稼働、スピードアップや自動化の推進、さらなる事業成長に向けた成長投資、越境ECへの本格参入に向けた米国子会社の設立など積極経営を進めた。

この結果、ダイレクトメール事業がけん引する格好で売上高が2ケタ伸び、人材投資や国立フルフィルメントセンターの稼働などのコストを吸収して営業利益も2ケタの増加となった。ダイレクトメール事業において、2024年10月に郵便料金の値上げがあったが、同社のDM発送代行サービスで営業力と価格競争力を強みに新規顧客、既存顧客ともに受注が想定以上で推移したことや、フルフィルメントサービスでも新規顧客の開拓が伸長したことに加えて既存大口顧客の出荷業務が想定以上に増加したことで、売上高は期初予想を上回った。営業利益についても、こうした増収効果に加え、利益率の高いフルフィルメントサービスの割合の増加、DXによる営業効率の改善、その他各種コストの見直しが想定以上に進んだことで、期初予想を上回った。また、親会社株主に帰属する当期純利益は、さらに大幅に期初予想を上回ったが、これは賃上げ促進税制の適用条件を満たしたことで税負担が軽減されたことが要因である。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)



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