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ODK Research Memo(1):2025年3月期は6期連続増収で過去最高。2026年3月期は増収増益予想
2025/05/29 11:01
*11:01JST ODK Research Memo(1):2025年3月期は6期連続増収で過去最高。2026年3月期は増収増益予想
■要約
ODKソリューションズ<3839>は機密性の高い大量のデータ処理に強みを持つ独立系のIT企業である。日本初の大学横断型受験ポータルサイト「UCARO(R)(ウカロ)」を核とする大学入試関連の教育業務(教育関連サービス)、証券会社等のバックオフィス業務をサポートする証券・ほふり業務(金融関連サービス)を主力に展開し、一般業務(医療関連サービス、カスタマーサポート関連サービスなど)やその他業務(グループ会社等)も育成・強化している。教育業務と証券・ほふり業務のシステム運用を主力とする長期的・安定的なビジネスモデルを特徴としている。
1. 2025年3月期の業績概要
2025年3月期の連結業績は売上高が前期比10.3%増の6,472百万円、営業利益が同9.8%減の516百万円、経常利益が同4.6%減の576百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同1.3%減の263百万円となった。売上高は各業務とも成長して6期連続増収で過去最高となった。売上高の内訳は教育業務が同6.5%増の3,909百万円、証券・ほふり業務が同5.2%増の1,164百万円、一般業務が同29.8%増の958百万円、その他業務が同25.4%増の440百万円だった。利益面は前期の利益を押し上げた特殊要因(開発原価のソフトウェア資産化)のはく落やマーケティング費用の増加などで小幅減益となった。ただし営業利益と経常利益は計画に対して上振れて着地した。
2. 2026年3月期の業績見通し
2026年3月期の連結業績は売上高が前期比11.2%増の7,200百万円、営業利益が同2.7%増の530百万円、経常利益が同0.6%増の580百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同44.3%増の380百万円と見込んでいる。売上高は既存事業のオーガニック成長、NINJAPAN(株)(2024年10月2日付で全株式を取得して子会社化)の通期寄与、子会社の(株)ポトスとNINJAPANによる就活支援・新卒採用支援サービス「CABUILD」の開始、新たなM&A等により、2期連続2ケタ増収を見込む。また、営業利益と経常利益は戦略的投資等によるコスト増加を増収効果で吸収して小幅増益、親会社株主に帰属する当期純利益は特別損失一巡も寄与して大幅増益を見込んでいる。業務別売上高の計画は教育業務が同4.6%増の4,090百万円、証券・ほふり業務が同17.8%増の1,371百万円、一般業務が同5.4%増の1,010百万円、その他業務が同108.2%増の916百万円としている。
3. 中期経営計画
2025年4月に策定した中期経営計画(2026年3月期~2028年3月期。経営環境変化に適切に対応するため毎年度改定するローリング方式)では、目標値に最終年度2028年3月期連結売上高9,000百万円、経常利益900百万円、ROIC7.0%、年間配当10円を掲げている。基本戦略としては「グループシナジーの最大化」「コア事業の収益基盤強化と成長事業への積極投資」、重点施策としては「大学受験ポータルサイト「UCARO(R)」を軸としたデータビジネス推進」「M&A・アライアンスの推進」「研究開発成果のビジネス展開加速」「子会社合併効果の最大化及び「CABUILD」構想の成功」「重点エリア・顧客層の拡大」を掲げている。
■Key Points
・機密性の高い大量のデータ処理に強みを持つIT企業として長期的・安定的なビジネスモデルを展開
・2025年3月期は特殊要因等で減益も、売上高は6期連続増収で過去最高
・2026年3月期は増収増益予想、売上高は2期連続2ケタ増収見込み
・「グループシナジー最大化」「コア事業の収益基盤強化と成長事業への積極投資」を推進
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
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■要約
ODKソリューションズ<3839>は機密性の高い大量のデータ処理に強みを持つ独立系のIT企業である。日本初の大学横断型受験ポータルサイト「UCARO(R)(ウカロ)」を核とする大学入試関連の教育業務(教育関連サービス)、証券会社等のバックオフィス業務をサポートする証券・ほふり業務(金融関連サービス)を主力に展開し、一般業務(医療関連サービス、カスタマーサポート関連サービスなど)やその他業務(グループ会社等)も育成・強化している。教育業務と証券・ほふり業務のシステム運用を主力とする長期的・安定的なビジネスモデルを特徴としている。
1. 2025年3月期の業績概要
2025年3月期の連結業績は売上高が前期比10.3%増の6,472百万円、営業利益が同9.8%減の516百万円、経常利益が同4.6%減の576百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同1.3%減の263百万円となった。売上高は各業務とも成長して6期連続増収で過去最高となった。売上高の内訳は教育業務が同6.5%増の3,909百万円、証券・ほふり業務が同5.2%増の1,164百万円、一般業務が同29.8%増の958百万円、その他業務が同25.4%増の440百万円だった。利益面は前期の利益を押し上げた特殊要因(開発原価のソフトウェア資産化)のはく落やマーケティング費用の増加などで小幅減益となった。ただし営業利益と経常利益は計画に対して上振れて着地した。
2. 2026年3月期の業績見通し
2026年3月期の連結業績は売上高が前期比11.2%増の7,200百万円、営業利益が同2.7%増の530百万円、経常利益が同0.6%増の580百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同44.3%増の380百万円と見込んでいる。売上高は既存事業のオーガニック成長、NINJAPAN(株)(2024年10月2日付で全株式を取得して子会社化)の通期寄与、子会社の(株)ポトスとNINJAPANによる就活支援・新卒採用支援サービス「CABUILD」の開始、新たなM&A等により、2期連続2ケタ増収を見込む。また、営業利益と経常利益は戦略的投資等によるコスト増加を増収効果で吸収して小幅増益、親会社株主に帰属する当期純利益は特別損失一巡も寄与して大幅増益を見込んでいる。業務別売上高の計画は教育業務が同4.6%増の4,090百万円、証券・ほふり業務が同17.8%増の1,371百万円、一般業務が同5.4%増の1,010百万円、その他業務が同108.2%増の916百万円としている。
3. 中期経営計画
2025年4月に策定した中期経営計画(2026年3月期~2028年3月期。経営環境変化に適切に対応するため毎年度改定するローリング方式)では、目標値に最終年度2028年3月期連結売上高9,000百万円、経常利益900百万円、ROIC7.0%、年間配当10円を掲げている。基本戦略としては「グループシナジーの最大化」「コア事業の収益基盤強化と成長事業への積極投資」、重点施策としては「大学受験ポータルサイト「UCARO(R)」を軸としたデータビジネス推進」「M&A・アライアンスの推進」「研究開発成果のビジネス展開加速」「子会社合併効果の最大化及び「CABUILD」構想の成功」「重点エリア・顧客層の拡大」を掲げている。
■Key Points
・機密性の高い大量のデータ処理に強みを持つIT企業として長期的・安定的なビジネスモデルを展開
・2025年3月期は特殊要因等で減益も、売上高は6期連続増収で過去最高
・2026年3月期は増収増益予想、売上高は2期連続2ケタ増収見込み
・「グループシナジー最大化」「コア事業の収益基盤強化と成長事業への積極投資」を推進
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
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