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アーレスティ---25年3月期増収・経常利益まで増益、ダイカスト事業日本・アジアの利益が好調に推移
2025/05/20 14:05
*14:05JST アーレスティ---25年3月期増収・経常利益まで増益、ダイカスト事業日本・アジアの利益が好調に推移
アーレスティ<5852>は16日、2025年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比3.0%増の1,629.29億円、営業利益が同47.2%増の33.71億円、経常利益が同18.3%増の30.44億円、親会社株主に帰属する当期純損失が28.92億円(同76.99億円の損失)となった。
ダイカスト事業(日本)の売上高は前期比4.2%増の645.91億円、セグメント利益は同289.5%増の23.20億円となった。日本自動車市場では、中間連結会計期間までの国内自動車生産の落ち込み等の影響により受注量が減少したが、その後受注量が回復し売上高は増収となった。収益面においては、原材料価格の高騰による調達コスト等の増加があったが、取引価格適正化の一部進展と上期実施した人員規模適正化による固定費の圧縮により、セグメント利益は大幅な増益となった。
ダイカスト事業(北米)の売上高は前期比3.6%増の497.04億円、セグメント損失は16.17億円(前期は12.42億円の利益)となった。北米自動車市場では、底堅い北米自動車生産による受注量の増加と為替相場の影響により、売上高は増収となった。収益面においては、米国工場における人材の定着率悪化に伴う生産性の悪化と原材料価格、人件費等の製造コストの上昇により、損失となった。
ダイカスト事業(アジア)の売上高は前期比4.1%増の365.34億円、セグメント利益は18.10億円(同6.50億円の損失)となった。アジア自動車市場では、中国工場において主要顧客の販売不振により受注量が減少したが、インド工場においては新規製品の量産が開始したことによる受注量の増加と為替相場の影響により、売上高は増収となった。収益面においては、インド工場における受注量増加と上期課題であった生産性が安定化してきたことに加え、中国工場における生産体制の合理化による固定費の圧縮、前期減損損失計上による減価償却費の減少等により、黒字化した。
アルミニウム事業においては、販売重量は前年比9.8%減となったが、販売単価が上昇したことにより、売上高は前期比2.2%増の72.12億円、セグメント利益は同60.2%増の2.26億円となった。
完成品事業売上高は前期比20.2%減の48.86億円、セグメント利益は同10.7%減の7.96億円となった。前期と比較すると半導体関連企業の期中の大型物件の引き渡しが減少したことにより、売上高は減収となった。収益面においては、売上高の減少影響により、セグメント利益は減益となった。
2026年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比1.1%減の1,612.00億円、営業利益が同6.8%増の36.00億円、経常利益が同1.8%増の31.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が23.00億円を見込んでいる。
<AK>
アーレスティ<5852>は16日、2025年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比3.0%増の1,629.29億円、営業利益が同47.2%増の33.71億円、経常利益が同18.3%増の30.44億円、親会社株主に帰属する当期純損失が28.92億円(同76.99億円の損失)となった。
ダイカスト事業(日本)の売上高は前期比4.2%増の645.91億円、セグメント利益は同289.5%増の23.20億円となった。日本自動車市場では、中間連結会計期間までの国内自動車生産の落ち込み等の影響により受注量が減少したが、その後受注量が回復し売上高は増収となった。収益面においては、原材料価格の高騰による調達コスト等の増加があったが、取引価格適正化の一部進展と上期実施した人員規模適正化による固定費の圧縮により、セグメント利益は大幅な増益となった。
ダイカスト事業(北米)の売上高は前期比3.6%増の497.04億円、セグメント損失は16.17億円(前期は12.42億円の利益)となった。北米自動車市場では、底堅い北米自動車生産による受注量の増加と為替相場の影響により、売上高は増収となった。収益面においては、米国工場における人材の定着率悪化に伴う生産性の悪化と原材料価格、人件費等の製造コストの上昇により、損失となった。
ダイカスト事業(アジア)の売上高は前期比4.1%増の365.34億円、セグメント利益は18.10億円(同6.50億円の損失)となった。アジア自動車市場では、中国工場において主要顧客の販売不振により受注量が減少したが、インド工場においては新規製品の量産が開始したことによる受注量の増加と為替相場の影響により、売上高は増収となった。収益面においては、インド工場における受注量増加と上期課題であった生産性が安定化してきたことに加え、中国工場における生産体制の合理化による固定費の圧縮、前期減損損失計上による減価償却費の減少等により、黒字化した。
アルミニウム事業においては、販売重量は前年比9.8%減となったが、販売単価が上昇したことにより、売上高は前期比2.2%増の72.12億円、セグメント利益は同60.2%増の2.26億円となった。
完成品事業売上高は前期比20.2%減の48.86億円、セグメント利益は同10.7%減の7.96億円となった。前期と比較すると半導体関連企業の期中の大型物件の引き渡しが減少したことにより、売上高は減収となった。収益面においては、売上高の減少影響により、セグメント利益は減益となった。
2026年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比1.1%減の1,612.00億円、営業利益が同6.8%増の36.00億円、経常利益が同1.8%増の31.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が23.00億円を見込んでいる。
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