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和田興産 Research Memo(10):2026年2月期は減益見込みながらも前期と同額の配当を維持
2025/05/19 11:10
*11:10JST 和田興産 Research Memo(10):2026年2月期は減益見込みながらも前期と同額の配当を維持
■株主還元策
和田興産<8931>は株主還元策として配当を実施している。配当の基本方針としては、株主の長期的な利益の維持拡大を重要な経営目標と位置付け、株主への還元を第一と考えて事業領域拡大と効率的な経営による収益力の向上、ガバナンスの強化を図りつつ安定配当の継続に努めている。
2025年2月期の1株当たり配当金は、業績動向や財務状況等を総合的に判断した結果、前期比10.0円増配となる70.0円(配当性向24.6%)と4期連続の増配を実施した。2026年2月期も減益見込みながらも同額の70.0円(同30.7%)を予定している。4月28日終値(1,386円)で換算した年間配当利回りは5.1%となる。また、2026年2月期の業績が計画どおりに着地した場合、ROEは7%台と中期経営計画で示した8%以上の水準を下回る可能性が高い。8%を下回る状況になった場合は、自己株式取得の実施により株主資本効率を高める可能性があると弊社では見ている。なお、前期は役員退職慰労金制度の廃止とそれに代わる株式報酬制度の導入に伴い、対象者への株式付与を目的として144千株、203百万円の自己株式を取得した。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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■株主還元策
和田興産<8931>は株主還元策として配当を実施している。配当の基本方針としては、株主の長期的な利益の維持拡大を重要な経営目標と位置付け、株主への還元を第一と考えて事業領域拡大と効率的な経営による収益力の向上、ガバナンスの強化を図りつつ安定配当の継続に努めている。
2025年2月期の1株当たり配当金は、業績動向や財務状況等を総合的に判断した結果、前期比10.0円増配となる70.0円(配当性向24.6%)と4期連続の増配を実施した。2026年2月期も減益見込みながらも同額の70.0円(同30.7%)を予定している。4月28日終値(1,386円)で換算した年間配当利回りは5.1%となる。また、2026年2月期の業績が計画どおりに着地した場合、ROEは7%台と中期経営計画で示した8%以上の水準を下回る可能性が高い。8%を下回る状況になった場合は、自己株式取得の実施により株主資本効率を高める可能性があると弊社では見ている。なお、前期は役員退職慰労金制度の廃止とそれに代わる株式報酬制度の導入に伴い、対象者への株式付与を目的として144千株、203百万円の自己株式を取得した。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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