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ハークスレイ---物流・食品加工事業は順調に推移するも25年3月期減収
2025/05/19 10:21
*10:21JST ハークスレイ---物流・食品加工事業は順調に推移するも25年3月期減収
ハークスレイ<7561>は14日、2025年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比3.4%減の451.75億円、営業利益が同20.7%減の19.31億円、経常利益が同19.6%減の20.82億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同24.8%減の12.04億円となった。
中食事業の売上高は前期比2.6%増の173.25億円、米の高騰が著しくその他原材料価格の高騰も重なり利益が圧迫され営業損失は0.72億円(前期は2.59億円の利益)となった。ほっかほっか亭部門について、コア価値である「炊きたて。できたて。お店で手作り。」を訴求し、認知向上、集客、食数アップに努めてきた。販促施策としては、自社アプリ「ほっかアプリ」のモバイルオーダー機能の改修などを実施し、順調に会員数を伸ばしている。また、デリバリーサービスの売上も堅調に推移した。仕出し料理部門及びセレモニー部門について、顧客目線でECサイト(自社HP)のリニューアルを行い新規顧客、リピーターの確保に努めた。パーティー、新年会、懇親会などの需要回復、官公庁、貸会議室・イベント会社、ホテル関係との取引件数も増加し堅調に推移した。セレモニー部門については、お別れ会、偲ぶ会などのパーティー形式の提案などの結果、回復傾向にある。
店舗アセット&ソリューション事業の売上高は2024年3月期の不動産販売が剥落し同22.7%減の121.90億円、営業利益は同11.3%減の17.34億円となった。店舗ビジネスについて、店舗リース取引店舗数は前年度末より16店純増し、845店となった。店舗不動産ビジネスについて、不動産管理テナント数は前年度末より29店純増し170店となり、所有不動産の稼働建物棟数は20棟、不動産アセットマネジメント対象の稼働建物棟数は7棟となった。人材採用ソリューションについて、2024年10月1日にTRN Global Careerを設立し、飲食業・宿泊業・飲食料品製造業・農業・介護業、林業、運送業などを対象に特定技能外国人の採用支援を行っている。また、国内ハイクラス転職の分野でも採用支援実績を積み上げている。IT経営ソリューションについて、POSレジシステム「ninapos」及び「ninapos」連動オンラインカートシステム「ニナカート」並びに会員アプリの開発・提供を行っており、またPOSデータをビッグデータとして集積・有効活用する店舗運営コンサルティングサービスにも取り組んでいる。パーティー・イベント用品レンタルについて、レストラン、給食事業者、会館、ブライダルなどの業態が順調に売上・納入先ともに増加傾向となった。
物流・食品加工事業については、2024年12月に子会社化したホソヤコーポレーションの業績取り込みもあり、売上高は同9.6%増の180.91億円、営業利益は同31.9%増の8.88億円となった。食品加工部門について、子会社化したホソヤコーポレーションは、グループシナジーの取り組み第一弾として「ほっかほっか亭川崎日進町店」限定で国産豚肉と野菜のジューシーな味わいの「シューマイ弁当」を新発売した。物流部門・カミッサリー部門について、物流部門は、適正コストでの物流、労働環境の改善を実現した。また既存インフラを活用した全国レベルでの配送業務、近距離圏での個口配送業務等を積極的に取り入れ売上を拡大させている。カミッサリー部門は、スーパーの人出不足を背景とした惣菜部門からの受注が堅調に推移。また、商品開発のスピードアップ、製造工程の生産効率・稼働率向上を図った。菓子製造部門について、定番商品は好調を維持し、ドラッグストア・大手スーパーを中心に導入店舗数も順調に伸ばしている。
2026年3月期通期の連結業績予想については、「中食事業」は、足元の2025年3月期下半期の業績回復傾向を反映。「物流・食品加工事業」の売上は、ホソヤコーポレーションの年間を通じた連結寄与。コストについては原材料価格の高騰・為替変動リスクを見込んでいる。また、「店舗アセット&ソリューション事業」については金利上昇懸念の中で、不動産価格への影響及び経済状況との兼ね合いで不動産販売の売上高及び営業利益をはじめとする各段階利益に含んでいない。予想値は、売上高が前期比16.7%増の527.00億円、営業利益が同1.6%減の19.00億円、経常利益が同23.2%減の16.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同17.0%減の10.00億円を見込んでいる。
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ハークスレイ<7561>は14日、2025年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比3.4%減の451.75億円、営業利益が同20.7%減の19.31億円、経常利益が同19.6%減の20.82億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同24.8%減の12.04億円となった。
中食事業の売上高は前期比2.6%増の173.25億円、米の高騰が著しくその他原材料価格の高騰も重なり利益が圧迫され営業損失は0.72億円(前期は2.59億円の利益)となった。ほっかほっか亭部門について、コア価値である「炊きたて。できたて。お店で手作り。」を訴求し、認知向上、集客、食数アップに努めてきた。販促施策としては、自社アプリ「ほっかアプリ」のモバイルオーダー機能の改修などを実施し、順調に会員数を伸ばしている。また、デリバリーサービスの売上も堅調に推移した。仕出し料理部門及びセレモニー部門について、顧客目線でECサイト(自社HP)のリニューアルを行い新規顧客、リピーターの確保に努めた。パーティー、新年会、懇親会などの需要回復、官公庁、貸会議室・イベント会社、ホテル関係との取引件数も増加し堅調に推移した。セレモニー部門については、お別れ会、偲ぶ会などのパーティー形式の提案などの結果、回復傾向にある。
店舗アセット&ソリューション事業の売上高は2024年3月期の不動産販売が剥落し同22.7%減の121.90億円、営業利益は同11.3%減の17.34億円となった。店舗ビジネスについて、店舗リース取引店舗数は前年度末より16店純増し、845店となった。店舗不動産ビジネスについて、不動産管理テナント数は前年度末より29店純増し170店となり、所有不動産の稼働建物棟数は20棟、不動産アセットマネジメント対象の稼働建物棟数は7棟となった。人材採用ソリューションについて、2024年10月1日にTRN Global Careerを設立し、飲食業・宿泊業・飲食料品製造業・農業・介護業、林業、運送業などを対象に特定技能外国人の採用支援を行っている。また、国内ハイクラス転職の分野でも採用支援実績を積み上げている。IT経営ソリューションについて、POSレジシステム「ninapos」及び「ninapos」連動オンラインカートシステム「ニナカート」並びに会員アプリの開発・提供を行っており、またPOSデータをビッグデータとして集積・有効活用する店舗運営コンサルティングサービスにも取り組んでいる。パーティー・イベント用品レンタルについて、レストラン、給食事業者、会館、ブライダルなどの業態が順調に売上・納入先ともに増加傾向となった。
物流・食品加工事業については、2024年12月に子会社化したホソヤコーポレーションの業績取り込みもあり、売上高は同9.6%増の180.91億円、営業利益は同31.9%増の8.88億円となった。食品加工部門について、子会社化したホソヤコーポレーションは、グループシナジーの取り組み第一弾として「ほっかほっか亭川崎日進町店」限定で国産豚肉と野菜のジューシーな味わいの「シューマイ弁当」を新発売した。物流部門・カミッサリー部門について、物流部門は、適正コストでの物流、労働環境の改善を実現した。また既存インフラを活用した全国レベルでの配送業務、近距離圏での個口配送業務等を積極的に取り入れ売上を拡大させている。カミッサリー部門は、スーパーの人出不足を背景とした惣菜部門からの受注が堅調に推移。また、商品開発のスピードアップ、製造工程の生産効率・稼働率向上を図った。菓子製造部門について、定番商品は好調を維持し、ドラッグストア・大手スーパーを中心に導入店舗数も順調に伸ばしている。
2026年3月期通期の連結業績予想については、「中食事業」は、足元の2025年3月期下半期の業績回復傾向を反映。「物流・食品加工事業」の売上は、ホソヤコーポレーションの年間を通じた連結寄与。コストについては原材料価格の高騰・為替変動リスクを見込んでいる。また、「店舗アセット&ソリューション事業」については金利上昇懸念の中で、不動産価格への影響及び経済状況との兼ね合いで不動産販売の売上高及び営業利益をはじめとする各段階利益に含んでいない。予想値は、売上高が前期比16.7%増の527.00億円、営業利益が同1.6%減の19.00億円、経常利益が同23.2%減の16.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同17.0%減の10.00億円を見込んでいる。
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