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坪田ラボ---25年3月期は大幅増収・黒字転換、国内外のパートナー企業と4件の導出契約を締結

*14:53JST 坪田ラボ---25年3月期は大幅増収・黒字転換、国内外のパートナー企業と4件の導出契約を締結
坪田ラボ<4890>は12日、2025年3月期決算を発表した。売上高が前期比101.5%増の13.57億円、営業利益
が2.35億円(前年同期は6.49億円の損失)、経常利益が2.81億円(同6.36億円の損失)当期純利益が2.05億円(同6.41億円の損失)となった。

研究開発活動において、近視領域では、バイオレットライト技術を用いた医療機器「TLG-001」が検証的臨床試験においてすべての被験者の治療期間を終了し、観察期間に移行した。また、点眼薬「TLM-003」は、ロート製薬との長期開発契約のもとで第1相臨床試験を完了し、安全性が確認されている。さらに、海外においても臨床試験の準備を進めている。新たな薬理機序に基づく近視進行抑制薬「TLM-007」については、現在、特定臨床研究を実施中である。ドライアイ領域は、マイボーム腺機能不全を対象とした「TLM-001」について、マルホが国内で臨床試験を進行中である。脳疾患領域では、バイオレットライト技術を応用した医療機器「TLG-005」に関し、パーキンソン病、うつ病、軽度認知障害(MCI)を対象とする特定臨床研究を終了した。いずれの研究においても安全性が確認され、うつ病においては有効性が示唆され、パーキンソン病においては一部の症状に改善傾向が認められた。

事業開発面では、国内外のパートナー企業との間で4件の導出契約を締結した。海外では、中国の大手眼科医薬品メーカーであるShenyang Xingqi Pharmaceutical Co., Ltd.と特定特許に関する独占実施許諾契約を締結し、中国市場への本格展開に向けた基盤を確立した。また、Beijing Yijie Pharmaceutical Technology Co., Ltd.とはTLG-001に関する基本合意契約を経て、2025年3月に正式なライセンス契約を締結した。さらに、別の海外製薬企業とも非臨床・臨床データに関するライセンス契約を締結している。国内では、ロート製薬と開発中の点眼薬に関する独占評価契約を締結した。また、国際学会や展示会等への積極的な参加を通じ、同社の研究成果や知的財産の認知度向上とビジネス化を推進した。

2026年3月期通期の業績予想については、研究開発費を2.5億円から5.5億円へ大幅に増やすことにより、売上高は前期比3.2%増の14.00億円と過去最高を更新するものの、営業利益が同15.1%減の2.00億円、経常利益が同21.9%減の2.20億円、当期純利益が同27.1%減の1.50億円と減益を見込んでいる。

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