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不動産テック:膨大なマーケットの代替成長力は高い、アナログで非効率な部分も多く残存

*10:39JST 不動産テック:膨大なマーケットの代替成長力は高い、アナログで非効率な部分も多く残存
不動産業界は「情報の非対称性」「紙文化」「属人的な営業手法」など、アナログで非効率な部分が多く残されており、テクノロジーを用いた業務効率化、情報の可視化、マッチングの最適化といった改善余地が大きい業界であるといえる。また、市場規模も非常に大きい。住宅・商業施設・オフィス・物流施設など多様な分野が存在し、DX化で既存市場の再編(レガシープレイヤーの置き換え)が進めば、成長余地が非常に大きい。

サブセグメントごとに膨大な業務もあり、例えば活用が進んでいる事例では、マッチング/売買・賃貸仲介支援(仲介会社と不動産管理会社との間の申込・内見・審査・契約のやり取りオンライン完結、中古マンションのAI査定・自動レコメンドなど)、賃貸管理・ビル管理(オーナー向け資産管理アプリ、入居者対応の自動化など)、建築・開発(工事現場のクラウド管理など)、不動産投資・アセットマネジメント支援(中古マンション投資のオンライン完結プラットフォーム)、スマートホーム/IoT連携(賃貸住宅の鍵のスマートロック、電気・空調の遠隔制御など)、電子契約・クラウド契約管理(不動産売買・賃貸契約の電子化)などが挙げられる。

上記の一分野である賃貸管理・ビル管理(オーナー向け資産管理アプリ、入居者対応の自動化など)を切り取ってみてみただけでも、robot home<1435>、日本情報クリエイト<4054>、スマサポ<9342>など成長企業が多い。

robot homeは、不動産賃貸経営プラットフォーム運営会社で、賃貸経営アプリの提供や投資用不動産の開発・マッチングサービスを提供している。日本情報クリエイトは、仲介・管理ソリューションの不動産業務DX支援事業を展開している。スマサポは、不動産管理会社向けソリューション提供事業の「スマサポサンキューコール」と「totono(入居者と不動産管理会社のコミュニケーションを円滑にし、入居中に快適なサービスを届けるプラットフォーム)」が主力サービスとなる。

時価総額(PER)は、robot homeが155億円(13.9倍)、日本情報クリエイトが135億円(21.3倍)、スマサポが27億円(16.3倍)となる。今期予想営業利益(伸び率)およびROEは、robot homeが14億円(+34.1%)と10.2%、日本情報クリエイト10億円(+40.9%)と13.0%、スマサポが2億円(+84.5%)と27.3%となる。いずれも高成長だ。スマサポは規模感が一段劣るものの成長率と資本効率の高さが目立ち、robot homeはPERでの割安感が目立つ。成長分野の成長企業を横比較してみるのも興味深い。






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