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セキュア Research Memo(7):セキュリティ強化需要を背景に、引き続き増収増益を見込む(1)

*13:17JST セキュア Research Memo(7):セキュリティ強化需要を背景に、引き続き増収増益を見込む(1)
■セキュア<4264>の今後の見通し

1. 2025年12月期の業績見通し
2025年12月期の連結業績は、売上高7,000百万円(前期比12.0%増)、営業利益400百万円(同30.8%増)、経常利益380百万円(同29.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益294百万円(同22.2%増)を見込んでいる。企業のセキュリティ強化への投資意欲は依然として高く、同社は大型案件を含め豊富な受注案件を抱えている。ただし、前期第1四半期に集中した大型案件の反動と、2025年12月期では大型案件の計上が下期に偏る可能性を考慮し、売上高については保守的な見通しとなっている。堅調な需要を背景に、中・小型案件の積み上げも並行して行う計画だ。利益面については引き続き各段階利益で20〜30%前後の高い伸び率を見込んでいる。費用面では前期に引き続き、人材投資に多くを割く方針である。2025年12月期の販管費増加はほぼ人件費によるもので、前期の営業人員拡大に伴う人件費増(276百万円)と同水準の人材投資を見込んでいる。なお、2025年12月期の業績見通しには、後述するメルコホールディングスとの資本業務提携に関する影響や効果は見込んでいない。

2025年12月期の業績達成に向けて、引き続きセールス・マーケティング体制を強化する。これは前期以前から続く人材投資の目的の1つである。セールス・マーケティングに求める人材は、顧客の基本的なニーズをくみ取りながら要件定義や設計を行い、ビジネスソリューションレベルの提案としてまとめ上げ、受注後はプロジェクト・マネジメントを行うセールス・エンジニアとしての能力を持つ人材である。同社では独自の研修制度を備え、1年半~2年程度の習熟期間で人員の戦力化を図っており、業績拡大に必要な当面の営業活動を支える陣容として100名体制を目標としている。前期は14名を新規採用した一方で、退職者数が一定数発生したことや、一部人員を配置転換したため、前期末時点では69名と伸び悩んだ。社員研修期間中の習熟度を測り評価を可視化する意味で、成長過程における経験値を人事評価に反映させたり、能力評価をスキルマップに基づいて行うなどの人事評価の改善を図るほか、採用制度や教育体制を随時見直している。また前期には成長戦略実現を目的として人材開発センターを設置した。セールス・マーケティング人材育成のほか、「Security System Lab」における高度なセキュリティサービス提供に向けた研究開発支援が期待される。これら施策により年間15~25名の採用と人材育成を推進し、早期に100名体制の構築を目指す。

(執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一)



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