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不二精機 Research Memo(5):2024年12月期は、売上高はほぼ横ばいで減益

*15:05JST 不二精機 Research Memo(5):2024年12月期は、売上高はほぼ横ばいで減益
■不二精機<6400>の業績動向

1. 2024年12月期の業績概要
2024年12月期の連結業績は売上高8,251百万円(期初計画比330百万円未達、11月13日修正予想比175百万円未達、前期比0.1%減)、営業利益404百万円(同18百万円増額、同52百万円増額、同4.7%減)、経常利益328百万円(同26百万円未達、同29百万円増額、同17.3%減)、親会社株主に帰属する当期純利益139百万円(同86百万円未達、11月13日修正予想は未定で比較なし、同40.2%減)となった。売上高が計画に対し未達成だったものの、営業利益では年後半からの医療用精密金型の回復があり、加えて円安影響もあったため、営業利益で上振れて着地した。

事業別では、射出成形用精密金型及び成形システム事業は売上高2,575百万円(期初計画比381百万円未達、前期比12.5%減)、営業利益79百万円(同64.6%減)となった。収益性の高い医療用・食品容器用精密金型の売上高が1,306百万円(同13.0%減)と、下期に回復も通期では不調で伸び悩み、全体で減収となったことが響いた。

精密成形品その他事業は、売上高5,676百万円(期初計画比51百万円増額、前期比6.7%増)、営業利益343百万円(同68.0%増)となった。売上面では主力の自動車部品用成形品が4,595百万円(同5.7%増)と堅調な伸びを示した。自動車生産は伸び悩んだものの、2輪が堅調に推移、利益面では増収効果に加え品質管理強化や円安影響もあり、利益率の改善が進み大幅増益となった。現地子会社の収益もタイ、インドネシアともに経常増益となった。

全社の営業利益の増減では、総利益面では為替影響を除いた減収影響で320百万円のマイナス影響に対し、製造関連費用の削減効果、為替円安影響などのプラス効果があり、21百万円の増益であった。一方で販管費では研究開発、人材育成などのコスト増、海外子会社の円安によるコスト増などで41百万円の減益要因が残り、全体で前期比20百万円の営業利益減となった。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 岡本 弘)



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