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タムロン Research Memo(3):2024年12月期は4期連続の増収増益、過去最高を大幅更新

*16:13JST タムロン Research Memo(3):2024年12月期は4期連続の増収増益、過去最高を大幅更新
■タムロン<7740>の業績動向

1. 2024年12月期の業績概要
2024年12月期連結業績は売上高で前期比23.9%増の88,475百万円、営業利益で同41.1%増の19,201百万円、経常利益で同38.2%増の19,304百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同34.4%増の14,526百万円と4期連続の増収増益となり過去最高業績を大幅更新※した。また、新たにスタートした3カ年中期経営計画の業績目標値(2026年12月期:売上高830億円、営業利益153億円)も1年目でクリアしたことになる。レンズ交換式カメラ市場が好調に推移したことや為替の円安水準が続くなど外部環境が良好だったことに加えて、2023年8月に新たに代表取締役社長に就任した桜庭氏が事業全体を俯瞰し、新たな経営体制下で積極的に各事業を推進してきたことも奏功した。

※ 売上高は10期振りに更新し、各利益は3期連続で更新した。

為替変動(USDで前期比約11円、EURで同約12円の円安)による業績への影響額は、売上高で5,110百万円、営業利益で1,550百万円の増額要因となったが、為替の影響を除いても売上高で15%以上増、営業利益で約30%増と2ケタ台の増収増益となった。営業利益の前期比増減要因を見ると、為替影響を除く研究開発費の増加で860百万円、その他販管費増で770百万円の減益要因となったが、為替の好影響による利益増1,550百万円により、これら固定費はほぼカバーされ、為替除く増収効果による粗利増5,290百万円に加えて原価率の改善等で384百万円が利益増となった。

なお、四半期ベースで見ると第2四半期をピークに第4四半期は前四半期比で売上高は約36億円減少したが、このうち季節性によるOEM商品の減少が約31億円を占めた。一方、営業利益は前四半期比で約34億円減少したが、売上減による粗利益の減少に加えて、停滞在庫引当金約2億円を計上したこと、また第4四半期は自社ブランド製品の商戦期ということもあり広告宣伝費や研究開発費、賞与、オフィス環境改善費用等を中心に販管費が前四半期比で約7億円増加したことが要因だ。これら費用の増加については一過性の要因が大きく、事業環境そのものは堅調に推移したものと見られる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)



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