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個人投資家・有限亭玉介:注目!トランプ米大統領の所信表明で動く株に資金は集中の見通し【FISCOソーシャルレポーター】
2025/03/16 10:00
*10:00JST 個人投資家・有限亭玉介:注目!トランプ米大統領の所信表明で動く株に資金は集中の見通し【FISCOソーシャルレポーター】
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2025年3月10日12時に執筆
トランプ大統領の発言によって株式市場が右往左往しておりますな。日経平均が前日比800円を超える下落でも、そこまで驚くような事は無くなったように思えます。関税や軍事支援と引き換えに、米国に有利な交渉を持ちかけるトランプ氏はやはり凄腕のビジネスマンです。
改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。
3月4日、トランプ大統領は施政方針演説を行いました。演説は序盤の「ほとんどの政権が4年や8年をかけて成し遂げた以上の事を私は43日間で達成した。」とのアピールに始まり、米国の造船強化へ向け「造船局」を新設するとの発表はサプライズでした。
トランプ氏から株式市場を揺るがすようなネガティブな発言は無かった点では好感されたものの、3月3日~7日を通して振り返ると、米国の関税政策や日銀の追加利上げ観測もあって地合いは良いとは言えませんでした。トランプ氏の演説に加えて、米国防総省ナンバー3の国防次官コルビー氏が日本の防衛費をGDPの3%まで引き上げるよう要求した事も話題となっておりました。
やはりトランプ銘柄の大本命は防衛含む重工業関連になっていくのでしょうか。トランプ氏がウクライナの軍事支援に前向きじゃない事を考えると、台湾有事に関しても同様かもしれません。日米同盟に関しても「日本は米国を守らない」とトランプ氏は不満を述べていますし、米国から遠い東アジアは米国には関係のない事ですからねぇ。
実際に台湾有事から日本を含む戦争となれば株式投資などしている場合じゃないでしょうが、有事への危機感から「日本は米国依存の国防から脱却すべき」という世論が年々高まっているようにも感じます。今後は国防について日本が自立へ向かうとの見方から、防衛関連が物色される可能性もあるかもしれません。
さて、まずはトランプ氏の演説後に動意した川崎重工業<7012>と三菱重工業<7011>をチェックして参ります。米大統領選から造船・防衛関連としてこの2銘柄を触っている個人投資家も多いのではないでしょうか。業績は両社とも申し分ないですし、直近で昨年来高値を更新しました。日本が国防に注力していくのであれば、まだ上を目指す可能性もあるか。
同じくIHI<7013>も重工業関連として物色されております。直近の株価は1万円を超えており、なかなか個人投資家には手を出しづらい価格帯でも75日線を下値に強気のチャートを形成している模様。ゴールドマン・サックス証券は同社の目標株価を改めて13000円に設定しました。宇宙関連としての材料性にも注目です。
造船関連からは三井E&S<7003>をチェックです。同社は米子会社が港湾クレーンの生産の発表を受けて過去に動意した経緯もあります。世界の舶用エンジン・トップメーカーでもある同社は、トランプ銘柄としてしっかり注視したいです。3月7日終値時点でPER4.8倍は、割安感が目立ちます。
船舶ディーゼル発電用補機の世界大手のダイハツディーゼル<6023>は、直近で75日線を上回っております。25年3月期は過去最高益を更新する予想で、2月4日に付けた高値2418円を目指すか。
底値圏から反発の機運が高まっているジャパンエンジンコーポレーション<6016>も最高益予想となっております。2月12日の決算で上方修正し、増配も発表しました。トランプ大統領の造船局新設で業績寄与するか、引き続き進捗を注視して参ります。
最後は株主優待の新設が好感された東京ラヂエーター製造<7235>です。同社も昨年来高値を更新しました。PER・PBRが割安で値ごろ感もあり、小型株ならではの足の軽さもありますな。トランプ政権を追い風に業績拡大できるか注視です。
さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「アル」と共にお待ち申し上げております。
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執筆者名:有限亭玉介
ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず
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以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2025年3月10日12時に執筆
トランプ大統領の発言によって株式市場が右往左往しておりますな。日経平均が前日比800円を超える下落でも、そこまで驚くような事は無くなったように思えます。関税や軍事支援と引き換えに、米国に有利な交渉を持ちかけるトランプ氏はやはり凄腕のビジネスマンです。
改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。
3月4日、トランプ大統領は施政方針演説を行いました。演説は序盤の「ほとんどの政権が4年や8年をかけて成し遂げた以上の事を私は43日間で達成した。」とのアピールに始まり、米国の造船強化へ向け「造船局」を新設するとの発表はサプライズでした。
トランプ氏から株式市場を揺るがすようなネガティブな発言は無かった点では好感されたものの、3月3日~7日を通して振り返ると、米国の関税政策や日銀の追加利上げ観測もあって地合いは良いとは言えませんでした。トランプ氏の演説に加えて、米国防総省ナンバー3の国防次官コルビー氏が日本の防衛費をGDPの3%まで引き上げるよう要求した事も話題となっておりました。
やはりトランプ銘柄の大本命は防衛含む重工業関連になっていくのでしょうか。トランプ氏がウクライナの軍事支援に前向きじゃない事を考えると、台湾有事に関しても同様かもしれません。日米同盟に関しても「日本は米国を守らない」とトランプ氏は不満を述べていますし、米国から遠い東アジアは米国には関係のない事ですからねぇ。
実際に台湾有事から日本を含む戦争となれば株式投資などしている場合じゃないでしょうが、有事への危機感から「日本は米国依存の国防から脱却すべき」という世論が年々高まっているようにも感じます。今後は国防について日本が自立へ向かうとの見方から、防衛関連が物色される可能性もあるかもしれません。
さて、まずはトランプ氏の演説後に動意した川崎重工業<7012>と三菱重工業<7011>をチェックして参ります。米大統領選から造船・防衛関連としてこの2銘柄を触っている個人投資家も多いのではないでしょうか。業績は両社とも申し分ないですし、直近で昨年来高値を更新しました。日本が国防に注力していくのであれば、まだ上を目指す可能性もあるか。
同じくIHI<7013>も重工業関連として物色されております。直近の株価は1万円を超えており、なかなか個人投資家には手を出しづらい価格帯でも75日線を下値に強気のチャートを形成している模様。ゴールドマン・サックス証券は同社の目標株価を改めて13000円に設定しました。宇宙関連としての材料性にも注目です。
造船関連からは三井E&S<7003>をチェックです。同社は米子会社が港湾クレーンの生産の発表を受けて過去に動意した経緯もあります。世界の舶用エンジン・トップメーカーでもある同社は、トランプ銘柄としてしっかり注視したいです。3月7日終値時点でPER4.8倍は、割安感が目立ちます。
船舶ディーゼル発電用補機の世界大手のダイハツディーゼル<6023>は、直近で75日線を上回っております。25年3月期は過去最高益を更新する予想で、2月4日に付けた高値2418円を目指すか。
底値圏から反発の機運が高まっているジャパンエンジンコーポレーション<6016>も最高益予想となっております。2月12日の決算で上方修正し、増配も発表しました。トランプ大統領の造船局新設で業績寄与するか、引き続き進捗を注視して参ります。
最後は株主優待の新設が好感された東京ラヂエーター製造<7235>です。同社も昨年来高値を更新しました。PER・PBRが割安で値ごろ感もあり、小型株ならではの足の軽さもありますな。トランプ政権を追い風に業績拡大できるか注視です。
さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「アル」と共にお待ち申し上げております。
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執筆者名:有限亭玉介
ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず
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