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システムサポート Research Memo(10):クラウドインテグレーション事業をけん引役に増収増益続く見通し(1)

*11:10JST システムサポート Research Memo(10):クラウドインテグレーション事業をけん引役に増収増益続く見通し(1)
■システムサポートホールディングス<4396>の今後の見通し

2. 中期経営計画
(1) 中期経営計画の概要
同社は2025年6月期からスタートする3ヶ年の中期経営計画・ローリングプラン(2024年8月発表)において、「成長と更なるイノベーションの創出」をテーマに、「顧客・社会のDX推進の基盤となるサービスの拡充」「多様な人材の成長と活躍」「サステナビリティ経営の強化」に取り組みながら年率2ケタ台の増収増益を目指す方針を打ち出した。2027年6月期の業績目標は売上高31,709百万円、営業利益2,798百万円、営業利益率8.8%を設定した。3年間の年平均成長率は売上高で12.9%、営業利益で18.8%となる。

国内のクラウド基盤サービス市場はAIソリューションなど活用領域が今後もさらに広がる可能性があり、中期的に年率10%台後半の市場成長が続く可能性が高く、人材の採用育成が順調に進めば業績目標は十分に達成可能な水準と弊社では見ている。なお、同社はM&A戦略についても年間に1件程度のペースで進める意向を明らかにしている。技術者の増強が狙いであり、売上規模で10億円前後の会社を主な対象として検討していくことになる。IT分野に関してはM&Aコストが高いため、スムーズに進むかどうか未知数だが、M&Aが実行されれば成長スピードも加速する可能性があるだけに、今後の動向が注目される。

今後3年間の費用計画については、人材投資(採用関連費用や研修費)や研究開発費、M&A投資などを積極的に実施していく予定で、3年間の投資累計額として20~24億円(年換算6.7~8億円)を計画している。直近3年間(2022年6月期~2024年6月期)は12.8億円を投下し、うち2024年6月期は5.35億円だった。技術者の採用・育成施策としては、1) 本社一括採用ではなく各拠点に採用担当を配置し、機動的な採用を行うとともに応募者とのミスマッチを防止すること、2) システムインテグレーション事業のエンジニアのリスキリングを図り、クラウド分野におけるベンダー資格取得を積極的に推進すること、3) 給与水準の向上や働きやすい環境を整備(育休取得率や女性従業員比率の向上)し退職率を抑制すること、などで人的リソースを拡充する方針だ。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)



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2025/05/19 15:30 現在

(更新タイミング:翌営業日8時頃)

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1,582 銘柄   売り
 
 
 
4568 第一三共 買い転換
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8630 SOMPOH 売り転換
6981 村田製作所 買い転換
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