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ユニバーサル園芸社:観葉植物のレンタル大手、シェア拡大に注力

*14:42JST ユニバーサル園芸社:観葉植物のレンタル大手、シェア拡大に注力
ユニバーサル園芸社<6061>は観葉植物のレンタル大手。セグメントは、グリーン事業(2024年6月期に対して65.5%)、小売事業(同25.9%)、卸売事業(同8.6%)に分かれている。東京・名古屋・大阪の3大都市圏を中心としたサービス提供網を構築し、グループ会社を含め世界へ拠点を展開する。

主力のグリーン事業は、オフィス・各種商業施設・都市ホテルなどに観賞用の植物等のレンタル提供するレンタルグリーン事業(セグメント売上に対して約6割)のほか、ギフト商品・生花・樹木リサイクルや観葉植物等の販売を行う園芸関連商品取扱事業や造園工事、植栽管理、屋上・壁面緑化を行う造園事業(2つの事業で同約4割)を展開している。小売事業は外部ショッピングセンター内に店舗を設置し、草花・観葉植物・園芸資材などを個人顧客に販売。インターネットによる通信販売も行っている。卸売事業では、主に観葉植物・造花・エクステリア用石材などの卸売を実施している。

2025年6月期上期累計の売上高は前年同期比31.2%増の9,397百万円、営業利益は同36.3%増の1,009百万円で着地した。主力のグリーン事業は、国内のレンタルグリーンの契約は計画通り推移したが、前期のM&Aにおけるのれん償却費用が増加。また、卸売事業では植物及び植物関連商材の需要が一服して主に人件費の増加を売上が計画を下回り、小売事業は既存店舗におけるグリーン関連のコロナ禍による巣ごもり需要のゆるやかな低下が止まらず、コスト増加の費用を吸収できなかったようだ。通期の売上高は前期比22.3%増の20,612百万円、営業利益が同13.8%増の2,700百万円を見込んでいる。

同社は将来目標を掲げており、2028年6月期の売上高30,000百万円、当期純利益3,000百万円を掲げている。グリーン事業の収益基盤の強化では、多数の幅広い顧客に対して技術力、サービス力向上顧客満足度を向上させ、企業価値の向上を図っていく。実際、レンタルグリーン市場における同社の国内シェアは推計8%程度で、今後のシェア拡大余地は大きい。また、M&Aによる業態の拡大も想定して相乗効果による事業拡大も図るほか、小売事業や海外事業の展開も行う。さらに、成熟化市場に対して需要喚起をもたらす新商材やネット通販など新たな手法を導入するなど、新商材・販路拡大も積極化していくようだ。そのほか、株主還元では、配当水準を安定的な株主還元を主軸に利益水準や市場動向を踏まえて適宜見直しを検討する。オフィスや商業施設等に観葉植物のレンタルを行うグリーン事業を行う競合が少ない中、同社のシェア拡大に伴う業績成長には注目しておきたい。




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