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コニシ Research Memo(5):2025年3月期は下半期回復により4.5%増収、4.0%の営業増益を予想
2025/01/08 14:05
*14:05JST コニシ Research Memo(5):2025年3月期は下半期回復により4.5%増収、4.0%の営業増益を予想
■コニシ<4956>の今後の見通し
1. 2025年3月期の業績見通し
2025年3月期の業績は、売上高139,000百万円(前期比4.5%増)、営業利益10,700百万円(同4.0%増)、経常利益11,000百万円(同1.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益7,400百万円(同0.8%増)を予想しており、期初予想と変わっていない。セグメント別では、主力の「ボンド」では、住宅用は弱含みの可能性があるが価格改定効果等で増収増益を見込んでいる。「化成品」は減収となったが利益率の改善により増益予想となっている。「工事事業」では土木関係や補修・改修・補強需要が堅調に推移すると予想されるが、中信建設の会計基準変更の影響等で減益を予想している。
中期経営計画では設備投資と株主還元の数値目標も設定
同社は、2026年3月期を最終年度とする「中期経営計画2026」を発表していたが、この計画の目標値である「営業利益97億円」は既に2024年3月期に達成されたため、新たに、2027年3月期を最終年度とする「中期経営計画2027」を発表した。
2. 数値目標
・主要KPI
主要なKPIの目標としては、2027年3月期に売上高1,500億円(2024年3月期実績比12.8%増)、営業利益115億円(同12.0%増)、EBITDA(営業利益+減価償却費+のれん償却費)145億円(同17.0%増)、ROE9.0%、設備投資額(3年間の累計額)150億円、株主還元(配当総額+自己株式取得総額)120億円を目指す。
3. 各セグメントの重点戦略とサブセグメント目標
(1) ボンド(メーカー部門)
1) 電子電機及び自動車向けの封止材や接着剤を開発し、新規開拓とシェアアップを図る。事業領域の拡大を進め、売上高13億円増(2027年3月期まで)を目指す。
2) リペア市場の深耕開拓、土木建築補修用の新製品・新工法開発を推進する。また建築用シーリング材のシェアアップ(シェア約40%→45%)を目指す。土木用で売上高4億円増(2027年3月期まで)、建築用シーリング材で売上高11億円増(同)、建築補修材等で売上高5億円増(同)を目標とする。
3) 集成材用、タイル用接着剤などの業界内シェアアップを図る。サンライズは住宅用シーリング材の拡販を図る。ウォールボンド工業は壁装用を接着剤の拡販を図る。
(2) 化成品(商社部門)
1) 自動車・電子電機業界での新規・深耕開拓を推進する。具体的には、a) HV・EV(電気自動車)向け商品や放熱材などの新商材の拡販、b) 半導体関連商材の販売強化、c) 丸安産業:コンデンサ用商材の拡販などを推進する。
2) 自社開発製品の上市・拡販を図る。具体的には、a) 自動車・電子電機業界向け高耐熱・放熱タイプの樹脂材料の開発、b) 塗料・コーティング材の開発などを推進する。その結果、自社開発の推進と市場導入により、自社開発製品の売上高8億円増(2027年3月期まで)を目指す。
(3) 工事事業(工事部門)
1) 建設後50年以上を経過する橋梁が、2030年には約55%となる見込みであるため、ボンドエンジニアリングを中心に、社会インフラの老朽化対策工事に注力し、さらなる事業の拡大を図る。
2) 有資格者(土木施工管理技士等)の採用強化に注力する。社内育成による資格取得の推奨を進める。
3) 社会インフラの補修・改修・補強工事業のなかで、特にリペア需要が見込まれる「橋梁分野」で相乗効果が発揮できるM&Aを推進する。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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■コニシ<4956>の今後の見通し
1. 2025年3月期の業績見通し
2025年3月期の業績は、売上高139,000百万円(前期比4.5%増)、営業利益10,700百万円(同4.0%増)、経常利益11,000百万円(同1.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益7,400百万円(同0.8%増)を予想しており、期初予想と変わっていない。セグメント別では、主力の「ボンド」では、住宅用は弱含みの可能性があるが価格改定効果等で増収増益を見込んでいる。「化成品」は減収となったが利益率の改善により増益予想となっている。「工事事業」では土木関係や補修・改修・補強需要が堅調に推移すると予想されるが、中信建設の会計基準変更の影響等で減益を予想している。
中期経営計画では設備投資と株主還元の数値目標も設定
同社は、2026年3月期を最終年度とする「中期経営計画2026」を発表していたが、この計画の目標値である「営業利益97億円」は既に2024年3月期に達成されたため、新たに、2027年3月期を最終年度とする「中期経営計画2027」を発表した。
2. 数値目標
・主要KPI
主要なKPIの目標としては、2027年3月期に売上高1,500億円(2024年3月期実績比12.8%増)、営業利益115億円(同12.0%増)、EBITDA(営業利益+減価償却費+のれん償却費)145億円(同17.0%増)、ROE9.0%、設備投資額(3年間の累計額)150億円、株主還元(配当総額+自己株式取得総額)120億円を目指す。
3. 各セグメントの重点戦略とサブセグメント目標
(1) ボンド(メーカー部門)
1) 電子電機及び自動車向けの封止材や接着剤を開発し、新規開拓とシェアアップを図る。事業領域の拡大を進め、売上高13億円増(2027年3月期まで)を目指す。
2) リペア市場の深耕開拓、土木建築補修用の新製品・新工法開発を推進する。また建築用シーリング材のシェアアップ(シェア約40%→45%)を目指す。土木用で売上高4億円増(2027年3月期まで)、建築用シーリング材で売上高11億円増(同)、建築補修材等で売上高5億円増(同)を目標とする。
3) 集成材用、タイル用接着剤などの業界内シェアアップを図る。サンライズは住宅用シーリング材の拡販を図る。ウォールボンド工業は壁装用を接着剤の拡販を図る。
(2) 化成品(商社部門)
1) 自動車・電子電機業界での新規・深耕開拓を推進する。具体的には、a) HV・EV(電気自動車)向け商品や放熱材などの新商材の拡販、b) 半導体関連商材の販売強化、c) 丸安産業:コンデンサ用商材の拡販などを推進する。
2) 自社開発製品の上市・拡販を図る。具体的には、a) 自動車・電子電機業界向け高耐熱・放熱タイプの樹脂材料の開発、b) 塗料・コーティング材の開発などを推進する。その結果、自社開発の推進と市場導入により、自社開発製品の売上高8億円増(2027年3月期まで)を目指す。
(3) 工事事業(工事部門)
1) 建設後50年以上を経過する橋梁が、2030年には約55%となる見込みであるため、ボンドエンジニアリングを中心に、社会インフラの老朽化対策工事に注力し、さらなる事業の拡大を図る。
2) 有資格者(土木施工管理技士等)の採用強化に注力する。社内育成による資格取得の推奨を進める。
3) 社会インフラの補修・改修・補強工事業のなかで、特にリペア需要が見込まれる「橋梁分野」で相乗効果が発揮できるM&Aを推進する。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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