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ポールHD Research Memo(4):事業間シナジーによる事業拡大サイクルを実現(3)
2024/10/18 16:04
*16:04JST ポールHD Research Memo(4):事業間シナジーによる事業拡大サイクルを実現(3)
■ポールトゥウィンホールディングス<3657>の会社概要
3. 同社の強み
ゲームデバッグを中心に実績を上げ、ゲーム業界に対する深い知見を蓄積してきた同社は、以下のような強みを有している。
1) IPプロデュース力
ゲーム業界での実績と知見をもとに、創出したIPをゲーム化、アニメ化、舞台化、MD(マーチャンダイジング)まで幅広くプロデュースし、最大限までマネタイズ化する能力を有している。これにより、同社グループ内の連携による新規収益機会の創出と獲得を可能にしている。
2) デバッグ・検証のリーディングカンパニー、ネットサポートでの実績
日本初のデバッグ専業事業者として6,000以上の家庭用ゲームソフト、10,000以上のモバイルコンテンツに関与してきた実績を有しているほか、20年以上にわたる大手ネットサービスの監視、審査実績により不正対策の知見を蓄積している。
3) ゲーム業界への深い知見
ゲーム業界との強固な取引関係を生かし、ゲーム共同開発やチューニングなどのサービスを展開してきた実績を持っている。
4) 海外展開
M&Aを活用し、展開地域を着実に拡大、海外14ヵ国21拠点約3,000名体制で顧客に価値あるソリューションを提供している。2025年1月期第2四半期においては、海外売上割合を37.2%まで拡大している。
5) バリューチェーンすべてに対応したサービスライン
M&Aも活用し、グラフィック開発、プロモーション、音声収録などサービスラインナップを順次拡充している。
これらの強みを有機的に結合し、顧客が抱える課題に対して一気通貫で全方位からソリューションを提供することができる事業基盤を構築することによって、設立以来順調に業績を拡大している(2010年1月期から2024年1月期の売上高の年平均成長率は約15%)。
また弊社は、「システムとヒト」の同時活用によって提供ソリューションの質を高めていることも同社の強みと考える。業務プロセスでは、DXが進むなかで、AIによる自動化やアシストが日々進化している。そうしたなかにあっても同社グループは、「人」による最終確認を行い、「システムとヒト」それぞれの良さを組み合わせることによって業務品質の向上を図っている。例えば、デバッグ業務やサーバーモニタリング業務では、機械的に判断できるエラー検知はシステムで行うが、データ上では不具合と判断できないものの、これまでの経験から「適切ではない」と思しき部分はスタッフが直接確認し報告するといった具合だ。品質の定義やエラーパターン、不正行為が日々進化し続けている環境で、「システムとヒト」の併用によって柔軟性、効率性を高めながら、提供するソリューションのクオリティも向上させている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎)
<HN>
■ポールトゥウィンホールディングス<3657>の会社概要
3. 同社の強み
ゲームデバッグを中心に実績を上げ、ゲーム業界に対する深い知見を蓄積してきた同社は、以下のような強みを有している。
1) IPプロデュース力
ゲーム業界での実績と知見をもとに、創出したIPをゲーム化、アニメ化、舞台化、MD(マーチャンダイジング)まで幅広くプロデュースし、最大限までマネタイズ化する能力を有している。これにより、同社グループ内の連携による新規収益機会の創出と獲得を可能にしている。
2) デバッグ・検証のリーディングカンパニー、ネットサポートでの実績
日本初のデバッグ専業事業者として6,000以上の家庭用ゲームソフト、10,000以上のモバイルコンテンツに関与してきた実績を有しているほか、20年以上にわたる大手ネットサービスの監視、審査実績により不正対策の知見を蓄積している。
3) ゲーム業界への深い知見
ゲーム業界との強固な取引関係を生かし、ゲーム共同開発やチューニングなどのサービスを展開してきた実績を持っている。
4) 海外展開
M&Aを活用し、展開地域を着実に拡大、海外14ヵ国21拠点約3,000名体制で顧客に価値あるソリューションを提供している。2025年1月期第2四半期においては、海外売上割合を37.2%まで拡大している。
5) バリューチェーンすべてに対応したサービスライン
M&Aも活用し、グラフィック開発、プロモーション、音声収録などサービスラインナップを順次拡充している。
これらの強みを有機的に結合し、顧客が抱える課題に対して一気通貫で全方位からソリューションを提供することができる事業基盤を構築することによって、設立以来順調に業績を拡大している(2010年1月期から2024年1月期の売上高の年平均成長率は約15%)。
また弊社は、「システムとヒト」の同時活用によって提供ソリューションの質を高めていることも同社の強みと考える。業務プロセスでは、DXが進むなかで、AIによる自動化やアシストが日々進化している。そうしたなかにあっても同社グループは、「人」による最終確認を行い、「システムとヒト」それぞれの良さを組み合わせることによって業務品質の向上を図っている。例えば、デバッグ業務やサーバーモニタリング業務では、機械的に判断できるエラー検知はシステムで行うが、データ上では不具合と判断できないものの、これまでの経験から「適切ではない」と思しき部分はスタッフが直接確認し報告するといった具合だ。品質の定義やエラーパターン、不正行為が日々進化し続けている環境で、「システムとヒト」の併用によって柔軟性、効率性を高めながら、提供するソリューションのクオリティも向上させている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎)
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