フィスコニュース


サイバリンクス Research Memo(7):通期予想は変更せず償却負担増を吸収して11.0%の営業増益予想

*13:07JST サイバリンクス Research Memo(7):通期予想は変更せず償却負担増を吸収して11.0%の営業増益予想
■サイバーリンクス<3683>の今後の見通し

1. 2024年12月期の業績見通し
2024年12月期の連結業績は、売上高16,073百万円(前期比7.0%増)、定常収入7,988百万円(同3.8%増)、営業利益1,155百万円(同11.0%増)、経常利益1,162百万円(同9.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益714百万円(同60.4%増)を予想している。のれんを含む減価償却費※は、1,000百万円(前期比175百万円増)となる見込みであり、償却前営業利益は前期比15.0%増となる可能性が高い。

※ 取材に基づくフィスコ推定

記述のように上半期の結果が計画を上回って着地したにもかかわらず通期予想は期初予想と変わっていない。会社は、「官公庁クラウドの見通しやNTTドコモの政策など不透明要因が多いので、通期予想を変えていない」と述べているが、仮に下半期が期初計画どおりに進むようであれば、通期の予想利益が上方修正される可能性は高いと弊社では見ている。

引き続きM&Aや開発投資による償却負担が続くが、全体では増収により増益を目指す。セグメント別では、流通クラウド事業は、定常収入の積み上げなどにより増収の予想。一方、利益については、中大規模顧客向け「@rms基幹」の高速処理化などの開発完了に伴いソフトウェア償却費が増加することや、開発体制強化のための人員増、賃上げ等の待遇改善により原価が増加するため、減益を予想している。官公庁クラウド事業も、自治体DX案件を取り込むことで増収を確保し、のれん償却負担を吸収して増益を見込む。トラスト事業は各種サービスの提供拡大などにより大幅増収を見込むものの、投資継続により通期では損失計上を予想している。しかし損失幅は縮小する見通しで、下半期からは収支トントンを計画している。モバイルネットワーク事業はNTTドコモの主要政策(店舗政策や支援費など)が不透明であることから期初計画を据え置いているが、復調の兆しを見せている。さらに今後は、質的な改善として、サステナビリティに関する取り組みに加え、資本コストや株価を意識した経営についても積極的に取り組み、「効率的に稼ぐ力の底上げ」、「将来への期待の醸成」の両面から企業価値向上を図る。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)



<HN>



 
【重要】株予報/株予報Proを装った偽サイト、偽アカウント、偽広告にご注意ください

株予報/株予報Pro等の当社サービスを装ったり、当社の名を騙った偽サイト、偽アカウント、偽広告が確認されております。

偽サイト及び偽アカウントは、不正サイトへの誘導、個人情報の取得及び悪用、投資詐欺に遭う可能性がございますのでアクセスされないようにご注意ください。

当社では投資勧誘は行っておりません。LINEなどのSNSを利用した投資詐欺にご注意ください。

株予報 トレンドシグナル ®

2024/10/03 15:00 現在

(更新タイミング:翌営業日8時頃)

買い   2,055 銘柄
1,105 銘柄   売り
 
 
 
7203 トヨタ自動車 買い転換
4661 OLC 買い転換
4578 大塚H 買い転換
9022 東海旅客鉄道 買い転換
8113 ユニ・チャーム 買い転換



 
本情報の正確性には万全を期しておりますが、情報は変更になる場合があります。 また、第三者による人為的改ざん、機器の誤作動などの理由により本情報に誤りが生じる可能性があります。 本情報は、情報の提供のみを目的としており、金融商品の販売又は勧誘を目的としたものではありません。 投資にあたっての最終決定は利用者ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。 本情報に基づいて行われる判断について、株式会社アイフィスジャパンは一切の責任を負いません。 なお、本情報の著作権は、株式会社アイフィスジャパン及び情報提供者に帰属します。 TOPIX及び東証業種別株価指数の指数値及びそれらに係る標章又は商標は、株式会社JPX総研又は株式会社JPX総研の関連会社の知的財産です。 本情報の転用、複製、販売等の一切を固く禁じております。
IFIS