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フルサト・マルカHD Research Memo(5):2024年12月期通期は減収減益予想だが下期から需要回復基調
2024/10/03 11:05
*11:05JST フルサト・マルカHD Research Memo(5):2024年12月期通期は減収減益予想だが下期から需要回復基調
■フルサト・マルカホールディングス<7128>の今後の見通し
1. 2024年12月期通期連結業績予想の概要
2024年12月期通期の連結業績予想は、売上高が2023年12月期比5.7%減の163,200百万円、営業利益が同33.4%減の3,800百万円、経常利益が同30.9%減の4,600百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同3.2%減の4,550百万円としている。期初予想(売上高174,000百万円、営業利益5,500百万円、経常利益6,300百万円、親会社株主に帰属する当期純利益4,200百万円)に対して、2024年4月23日付で投資有価証券売却益計上により純利益を1,070百万円上方修正、2024年7月26日付で上期の需要低迷の影響により売上高を10,800百万円、営業利益を1,700百万円、経常利益を1,700百万円、親会社株主に帰属する当期純利益を720百万円それぞれ下方修正した。
主力の機械・工具及び建設資材の需要低迷、営業費・人件費・経費の増加などにより、通期の営業利益と経常利益は期初予想に対して前期比減益幅が拡大する見込みとなった。ただし半期別に見ると下期から需要回復基調を見込み、海外における売上総利益率改善効果も寄与して、下期は上期比で営業・経常増益に転じる見込みとしている。下期予想は売上高84,354百万円、営業利益2,093百万円、経常利益2,439百万円で、上期実績の売上高78,845百万円、営業利益1,706百万円、経常利益2,160百万円に対して、売上高が7.0%増収、営業利益が22.7%増益、経常利益が12.9%増益となる。なお親会社株主に帰属する四半期純利益については第2四半期に投資有価証券売却益を計上したため、下期は上期比減益となる。
2. セグメント別の見通し
機械・工具の計画は売上高が前年同期比9.5%減の105,980百万円、営業利益が同51.8%減の1,810百万円と、需要低迷の影響により通期ベースで減収減益見込みとしている。ただし半期ベースで見ると、下期予想は売上高が54,753百万円、営業利益が966百万円で、上期実績(売上高51,226百万円、営業利益843百万円)に対して増収増益見込みとしている。
建設資材の計画は売上高が同0.7%増の45,540百万円、営業利益が同13.4%減の1,720百万円としている。通期ベースでは減益予想だが、半期ベースで見ると、下期予想は売上高が23,759百万円、営業利益が974百万円で、上期実績(売上高21,780百万円、営業利益745百万円)に対して増収増益見込みとしている。
建設機械の計画は売上高が同6.0%増の8,060百万円、営業利益が同58.8%増の130百万円としている。引き続き中古車の販売に注力して増収及び増益の見込みとしている。なお半期ベースで見ると、下期予想は売上高が4,023百万円、営業利益が52百万円で、上期実績(売上高4,036百万円、営業利益77百万円)に対してやや保守的な予想としている。
IoTソリューションの計画は売上高が同20.5%増の3,620百万円、営業利益が同266.6%増の140百万円としている。通期ベースでもセキュリティ機器を中心に需要が堅調に推移し、増収増益見込みとしている。なお半期ベースで見ると、下期予想は売上高が1,817百万円、営業利益が15百万円で、大型プロジェクト案件が寄与した上期実績(売上高1,802百万円、営業利益124百万円)に対してやや保守的な予想としている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
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■フルサト・マルカホールディングス<7128>の今後の見通し
1. 2024年12月期通期連結業績予想の概要
2024年12月期通期の連結業績予想は、売上高が2023年12月期比5.7%減の163,200百万円、営業利益が同33.4%減の3,800百万円、経常利益が同30.9%減の4,600百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同3.2%減の4,550百万円としている。期初予想(売上高174,000百万円、営業利益5,500百万円、経常利益6,300百万円、親会社株主に帰属する当期純利益4,200百万円)に対して、2024年4月23日付で投資有価証券売却益計上により純利益を1,070百万円上方修正、2024年7月26日付で上期の需要低迷の影響により売上高を10,800百万円、営業利益を1,700百万円、経常利益を1,700百万円、親会社株主に帰属する当期純利益を720百万円それぞれ下方修正した。
主力の機械・工具及び建設資材の需要低迷、営業費・人件費・経費の増加などにより、通期の営業利益と経常利益は期初予想に対して前期比減益幅が拡大する見込みとなった。ただし半期別に見ると下期から需要回復基調を見込み、海外における売上総利益率改善効果も寄与して、下期は上期比で営業・経常増益に転じる見込みとしている。下期予想は売上高84,354百万円、営業利益2,093百万円、経常利益2,439百万円で、上期実績の売上高78,845百万円、営業利益1,706百万円、経常利益2,160百万円に対して、売上高が7.0%増収、営業利益が22.7%増益、経常利益が12.9%増益となる。なお親会社株主に帰属する四半期純利益については第2四半期に投資有価証券売却益を計上したため、下期は上期比減益となる。
2. セグメント別の見通し
機械・工具の計画は売上高が前年同期比9.5%減の105,980百万円、営業利益が同51.8%減の1,810百万円と、需要低迷の影響により通期ベースで減収減益見込みとしている。ただし半期ベースで見ると、下期予想は売上高が54,753百万円、営業利益が966百万円で、上期実績(売上高51,226百万円、営業利益843百万円)に対して増収増益見込みとしている。
建設資材の計画は売上高が同0.7%増の45,540百万円、営業利益が同13.4%減の1,720百万円としている。通期ベースでは減益予想だが、半期ベースで見ると、下期予想は売上高が23,759百万円、営業利益が974百万円で、上期実績(売上高21,780百万円、営業利益745百万円)に対して増収増益見込みとしている。
建設機械の計画は売上高が同6.0%増の8,060百万円、営業利益が同58.8%増の130百万円としている。引き続き中古車の販売に注力して増収及び増益の見込みとしている。なお半期ベースで見ると、下期予想は売上高が4,023百万円、営業利益が52百万円で、上期実績(売上高4,036百万円、営業利益77百万円)に対してやや保守的な予想としている。
IoTソリューションの計画は売上高が同20.5%増の3,620百万円、営業利益が同266.6%増の140百万円としている。通期ベースでもセキュリティ機器を中心に需要が堅調に推移し、増収増益見込みとしている。なお半期ベースで見ると、下期予想は売上高が1,817百万円、営業利益が15百万円で、大型プロジェクト案件が寄与した上期実績(売上高1,802百万円、営業利益124百万円)に対してやや保守的な予想としている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
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