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Jトラスト Research Memo(3):2024年12月期第2四半期の営業収益は過去最高を更新
2024/09/12 11:03
*11:03JST Jトラスト Research Memo(3):2024年12月期第2四半期の営業収益は過去最高を更新
■業績動向
1. 2024年12月期第2四半期の業績概要
Jトラスト<8508>の2024年12月期第2四半期の連結業績は、営業収益65,427百万円(前年同期比22.2%増)、営業利益2,057百万円(同78.4%減)、税引前利益4,031百万円(同64.1%減)、親会社の所有者に帰属する中間利益2,762百万円(同83.6%減)の増収減益となった。営業収益は上期としては過去最高となったが、これは東南アジア金融事業において貸出金の増加や新規貸出金利の上昇に伴い利息収益が増加したこと、不動産事業において販売用不動産における販売収益が増加したことなどによる。一方、営業利益は、日本金融事業及び東南アジア金融事業で着実に利益を計上したものの、前年同期に不動産事業における負ののれん発生益10,113百万円を計上したことに伴う反動減により減益となった。親会社の所有者に帰属する中間利益は、為替相場が円安に振れて外貨建て資産負債の評価替えによる為替差益を計上した一方で、Nexus Bankの吸収合併に伴う繰延税金負債の戻し入れ6,548百万円を行った前年同期に比べて法人所得税費用が大幅に増加した結果、減益となった。負ののれん発生益を除いた営業利益は前年同期比26億円増、また繰延税金負債の戻し入れを除いた親会社の所有者に帰属する中間利益は同25億円増であり、特殊要因を除いた実力ベースでは増益であった。
なお営業利益は第1四半期の営業損失から黒字転換し、第2四半期には20億円の利益を計上した。計画値を8億円上回り、通期計画の達成に向けて順調に進捗している。特に主力の金融3事業の営業利益合計は3,507百万円と、計画を上回るペースで順調に増加している。これは日本金融事業及び東南アジア金融事業が大幅増益となった結果である。韓国及びモンゴル金融事業は、営業損失であったが計画を上回り改善傾向となった。2023年12月期決算では保守的に貸倒引当金を積み増すなど、将来の成長を見据えた対応により予想を下回る業績となったが、弊社では2024年12月期から成長軌道に向けて再スタートする準備を整えたものであり、第2四半期にはその成果が表れたと見ている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)
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■業績動向
1. 2024年12月期第2四半期の業績概要
Jトラスト<8508>の2024年12月期第2四半期の連結業績は、営業収益65,427百万円(前年同期比22.2%増)、営業利益2,057百万円(同78.4%減)、税引前利益4,031百万円(同64.1%減)、親会社の所有者に帰属する中間利益2,762百万円(同83.6%減)の増収減益となった。営業収益は上期としては過去最高となったが、これは東南アジア金融事業において貸出金の増加や新規貸出金利の上昇に伴い利息収益が増加したこと、不動産事業において販売用不動産における販売収益が増加したことなどによる。一方、営業利益は、日本金融事業及び東南アジア金融事業で着実に利益を計上したものの、前年同期に不動産事業における負ののれん発生益10,113百万円を計上したことに伴う反動減により減益となった。親会社の所有者に帰属する中間利益は、為替相場が円安に振れて外貨建て資産負債の評価替えによる為替差益を計上した一方で、Nexus Bankの吸収合併に伴う繰延税金負債の戻し入れ6,548百万円を行った前年同期に比べて法人所得税費用が大幅に増加した結果、減益となった。負ののれん発生益を除いた営業利益は前年同期比26億円増、また繰延税金負債の戻し入れを除いた親会社の所有者に帰属する中間利益は同25億円増であり、特殊要因を除いた実力ベースでは増益であった。
なお営業利益は第1四半期の営業損失から黒字転換し、第2四半期には20億円の利益を計上した。計画値を8億円上回り、通期計画の達成に向けて順調に進捗している。特に主力の金融3事業の営業利益合計は3,507百万円と、計画を上回るペースで順調に増加している。これは日本金融事業及び東南アジア金融事業が大幅増益となった結果である。韓国及びモンゴル金融事業は、営業損失であったが計画を上回り改善傾向となった。2023年12月期決算では保守的に貸倒引当金を積み増すなど、将来の成長を見据えた対応により予想を下回る業績となったが、弊社では2024年12月期から成長軌道に向けて再スタートする準備を整えたものであり、第2四半期にはその成果が表れたと見ている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)
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