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デリカフーズホールディングス---1Qは2ケタ増収、売上高は過去最高を計上

*11:38JST デリカフーズホールディングス---1Qは2ケタ増収、売上高は過去最高を計上
デリカフーズホールディングス<3392>は9日、2025年3月期第1四半期(24年4月6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比11.2%増の136.06億円、営業利益が同89.1%減の0.32億円、経常利益が同83.1%減の0.54億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同92.9%減の0.19億円となった。

同社は、「青果物加工流通分野」において野菜の価値を追求し、未来に向けた「持続可能な農業」と「食を通じた健康増進」を実現する付加価値創造企業として、数々の施策を重ねている。今般、新たな成長フェーズのスタートに当たり、中長期目線で時代の変化を見据え、社会における自社の存在意義を改めて明確化するため、新たにパーパス「野菜の未来を変える。野菜で未来を変える。」を設定した。そして、パーパスを体現し続けた先にある長期ビジョン(10年後のありたい姿)の実現に向けた第一歩、すなわち「つなぐ企業」から「変える企業」への転換点として、2024年5月に「第五次中期経営計画keep on trying 2027」を発表した。

当該計画初年度のスタートに当たる当第1四半期において、同社グループは外食産業における売上回復基調や省力化ニーズの高まりを捉えることで、引き続き着実に売上を伸ばした。主業である青果物流通事業を担うデリカフーズにおいて、基本方針のひとつである「各種ポートフォリオ(事業、顧客、商品)の変革」として引き続き取引業種の裾野拡大を推進し、新たな取引先ニーズへの積極的な対応を進めた他、消費者向けミールキットを手掛ける楽彩を中心に、BtoC事業の拡充も推し進めた。また、物流子会社であるエフエスロジスティックスも、「物流業界の2024年問題」をチャンスととらえ、新規開拓によるグループ外売上の拡大に努めた。以上の結果、売上高は、第1四半期としては過去最高となった。一方、損益面では、本年4月に竣工した大阪FSセンターの立ち上げにかかる一過性の諸経費が発生したこと、春先からの天候不順(長雨等)によりキャベツを始めとする各種野菜の生育不良・品質不良が発生し、仕入価格が急騰したことや、商品開発や研究開発への積極的且つ継続的な投資を行ったことが減益要因となった。

2025年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比4.1%増の550.00億円、営業利益が同16.3%減の9.50億円、経常利益が同16.6%減の10.50億円、親会社に帰属する当期純利益が同35.9%減の6.50億円とする期初計画を据え置いている。



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