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一正蒲鉾---24年6月期増収・大幅な増益、水産練製品・惣菜事業が好調を維持
2024/08/08 16:02
*16:02JST 一正蒲鉾---24年6月期増収・大幅な増益、水産練製品・惣菜事業が好調を維持
一正蒲鉾<2904>は7日、2024年6月期連結決算を発表した。売上高は前期比5.1%増の344.87億円、営業利益は12.71億円(前期は1.93億円の損失)、経常利益は12.47億円(同1.46億円の損失)、親会社株主に帰属する当期純利益は9.57億円(同0.84億円の利益)となった。
水産練製品・惣菜事業の売上高は前年同期比6.5%増の303.04億円、セグメント利益(営業利益)は13.09億円(前年同期は2.88億円の損失)となった。売上は、2022年9月1日及び2023年3月1日納品分より取引先の理解、協力のもと価格改定を行った結果、売価が上昇し前年を上回った。また、スティックタイプのカニかまやはんぺんは前年の販売数量を上回った。また、おせち商品は前年と同水準の売上となった。利益は、油脂類、包装資材といった様々なコストが上昇している一方で、主原料であるすり身の価格の上昇が一服し、2023年4月より主力商品のカニ風味かまぼこ専用工場である本社第二工場の稼働で、生産効率が向上したことや電気料金が想定を当初の想定を下回ったため前年を上回る結果となった。
きのこ事業の売上高は同4.0%減の37.90億円、セグメント損失(営業損失)は1.57億円(同0.14億円の利益)となった。売上は、ビタミンDを強化した商品のリニューアルや大容量商品の提案による販売強化を行ってきたが、昨夏の酷暑や暖冬も影響し、数量が伸び悩んだことにより前年を下回った。利益は、生産の効率化やコスト削減などを実施してきたが、気候条件が悪いなか、需要喚起不足による売上高減少並びに原材料や労務費増加により前年を下回る結果となった。
その他の売上高は同6.5%減の3.92億円、セグメント利益(営業利益)は1.10億円(同0.72億円の利益)となった。運送事業は、営業強化の推進により主要顧客の取扱数量の増加がみられたものの、主に輸入青果物の定期輸送便の一部終了により売上は前年を下回り、利益も主に売上の減少により前年を下回った。倉庫事業は、上期中に庫腹の逼迫した状況はあったものの、年度を通じては、前年を上回る入庫数量を確保し、また、収益性改善に向けた倉庫の効率化やコスト上昇分に応じた料金改定を実施した結果、売上・利益ともに前年を上回った。
2025年6月期通期の連結業績予想については、売上高は前期比5.8%増の365.00億円、営業利益は同2.3%増の13.00億円、経常利益は同8.2%増の13.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同0.3%増の9.60億円を見込んでいる。
<SO>
一正蒲鉾<2904>は7日、2024年6月期連結決算を発表した。売上高は前期比5.1%増の344.87億円、営業利益は12.71億円(前期は1.93億円の損失)、経常利益は12.47億円(同1.46億円の損失)、親会社株主に帰属する当期純利益は9.57億円(同0.84億円の利益)となった。
水産練製品・惣菜事業の売上高は前年同期比6.5%増の303.04億円、セグメント利益(営業利益)は13.09億円(前年同期は2.88億円の損失)となった。売上は、2022年9月1日及び2023年3月1日納品分より取引先の理解、協力のもと価格改定を行った結果、売価が上昇し前年を上回った。また、スティックタイプのカニかまやはんぺんは前年の販売数量を上回った。また、おせち商品は前年と同水準の売上となった。利益は、油脂類、包装資材といった様々なコストが上昇している一方で、主原料であるすり身の価格の上昇が一服し、2023年4月より主力商品のカニ風味かまぼこ専用工場である本社第二工場の稼働で、生産効率が向上したことや電気料金が想定を当初の想定を下回ったため前年を上回る結果となった。
きのこ事業の売上高は同4.0%減の37.90億円、セグメント損失(営業損失)は1.57億円(同0.14億円の利益)となった。売上は、ビタミンDを強化した商品のリニューアルや大容量商品の提案による販売強化を行ってきたが、昨夏の酷暑や暖冬も影響し、数量が伸び悩んだことにより前年を下回った。利益は、生産の効率化やコスト削減などを実施してきたが、気候条件が悪いなか、需要喚起不足による売上高減少並びに原材料や労務費増加により前年を下回る結果となった。
その他の売上高は同6.5%減の3.92億円、セグメント利益(営業利益)は1.10億円(同0.72億円の利益)となった。運送事業は、営業強化の推進により主要顧客の取扱数量の増加がみられたものの、主に輸入青果物の定期輸送便の一部終了により売上は前年を下回り、利益も主に売上の減少により前年を下回った。倉庫事業は、上期中に庫腹の逼迫した状況はあったものの、年度を通じては、前年を上回る入庫数量を確保し、また、収益性改善に向けた倉庫の効率化やコスト上昇分に応じた料金改定を実施した結果、売上・利益ともに前年を上回った。
2025年6月期通期の連結業績予想については、売上高は前期比5.8%増の365.00億円、営業利益は同2.3%増の13.00億円、経常利益は同8.2%増の13.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同0.3%増の9.60億円を見込んでいる。
<SO>