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飯野海運---1Qは2ケタ増収増益、通期業績予想の上方修正に加えて年間配当金の増配を発表
2024/08/01 12:33
*12:33JST 飯野海運---1Qは2ケタ増収増益、通期業績予想の上方修正に加えて年間配当金の増配を発表
飯野海運<9119>は31日、2025年3月期第1四半期(24年4月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比16.4%増の381.67億円、営業利益が同41.1%増の53.29億円、経常利益が同27.2%増の64.14億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同42.1%増の67.44億円となった。
外航海運業の売上高は前年同期比18.1%増の320.59億円、営業利益は同71.5%増の47.31億円となった。大型原油タンカーは、支配船腹を長期契約に継続投入し、安定収益を確保した。ケミカルタンカーは、基幹航路である中東域から欧州及びアジア向けをはじめとする安定的な数量輸送契約に加え、高運賃のスポット貨物を積極的に取り込んだことで、運航採算を確保した。LPG・LNG船は共に、既存の中長期契約を中心に安定収益を確保したことに加え、一部船舶が好市況を享受した。ドライバルク船は、引き続き専用船が順調に稼働し安定収益確保に貢献した。ポストパナマックス型及びハンディ型を中心とする不定期船隊は、ポストパナマックス型の一部で好市況を享受し採算が向上したものの、ハンディ型では、市況が軟調に推移していた時期に成約した航海の配船が当四半期に重なった。
内航・近海海運業の売上高は同18.4%増の28.86億円、営業利益は同4.2%減の0.62億円となった。内航ガス輸送は、入渠隻数が多数あったこと等による稼働減少の影響を受けたが、既存契約を中心に効率配船に取り組んだ。
近海ガス輸送は、既存の中長期契約に基づき安定的な貸船収入を確保した。
不動産業の売上高は同0.4%増の32.43億円、営業利益は同43.9%減の5.35億円となった。同社所有ビルにおいては、オフィスフロアが順調な稼働を継続し、安定した収益を維持した。商業フロアにおいては、一部空室を残しているものの、飲食テナントを中心に売上の回復傾向が見られた。ロンドンのオフィスビル賃貸事業においては、オフィスフロア・商業フロア共に順調に稼働し、収益を維持した。一方で、前期末に取得した二棟目のオフィスビルの初期費用が当第1四半期連結会計期間に計上された。同社グループのイイノホール&カンファレンスセンターにおいては、文化系催事は堅調に推移して、ビジネス系催事の回復も継続しているため、稼働は改善に向かった。不動産関連事業のスタジオ事業を運営するイイノ・メディアプロにおいては、エンタメ業界の撮影需要を取り込み堅調に推移した。
2025年3月期通期については、連結業績予想の上方修正を発表した。売上高が前期比5.1%増(前回予想比6.6%増)の1,450.00億円、営業利益が同0.7%増(同24.7%増)の192.00億円、経常利益が同15.6%減(同26.9%増)の184.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同12.9%減(同22.0%増)の172.00億円としている。
また同日、1株当たりの配当金について、中間配当は前回の予想から1株当たり5.00円増額の25.00円、期末配当は1株当たり4.00円増額の24.00円とし、年間配当金額は49.00円(前期は56.00円)とすることを発表した。
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飯野海運<9119>は31日、2025年3月期第1四半期(24年4月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比16.4%増の381.67億円、営業利益が同41.1%増の53.29億円、経常利益が同27.2%増の64.14億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同42.1%増の67.44億円となった。
外航海運業の売上高は前年同期比18.1%増の320.59億円、営業利益は同71.5%増の47.31億円となった。大型原油タンカーは、支配船腹を長期契約に継続投入し、安定収益を確保した。ケミカルタンカーは、基幹航路である中東域から欧州及びアジア向けをはじめとする安定的な数量輸送契約に加え、高運賃のスポット貨物を積極的に取り込んだことで、運航採算を確保した。LPG・LNG船は共に、既存の中長期契約を中心に安定収益を確保したことに加え、一部船舶が好市況を享受した。ドライバルク船は、引き続き専用船が順調に稼働し安定収益確保に貢献した。ポストパナマックス型及びハンディ型を中心とする不定期船隊は、ポストパナマックス型の一部で好市況を享受し採算が向上したものの、ハンディ型では、市況が軟調に推移していた時期に成約した航海の配船が当四半期に重なった。
内航・近海海運業の売上高は同18.4%増の28.86億円、営業利益は同4.2%減の0.62億円となった。内航ガス輸送は、入渠隻数が多数あったこと等による稼働減少の影響を受けたが、既存契約を中心に効率配船に取り組んだ。
近海ガス輸送は、既存の中長期契約に基づき安定的な貸船収入を確保した。
不動産業の売上高は同0.4%増の32.43億円、営業利益は同43.9%減の5.35億円となった。同社所有ビルにおいては、オフィスフロアが順調な稼働を継続し、安定した収益を維持した。商業フロアにおいては、一部空室を残しているものの、飲食テナントを中心に売上の回復傾向が見られた。ロンドンのオフィスビル賃貸事業においては、オフィスフロア・商業フロア共に順調に稼働し、収益を維持した。一方で、前期末に取得した二棟目のオフィスビルの初期費用が当第1四半期連結会計期間に計上された。同社グループのイイノホール&カンファレンスセンターにおいては、文化系催事は堅調に推移して、ビジネス系催事の回復も継続しているため、稼働は改善に向かった。不動産関連事業のスタジオ事業を運営するイイノ・メディアプロにおいては、エンタメ業界の撮影需要を取り込み堅調に推移した。
2025年3月期通期については、連結業績予想の上方修正を発表した。売上高が前期比5.1%増(前回予想比6.6%増)の1,450.00億円、営業利益が同0.7%増(同24.7%増)の192.00億円、経常利益が同15.6%減(同26.9%増)の184.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同12.9%減(同22.0%増)の172.00億円としている。
また同日、1株当たりの配当金について、中間配当は前回の予想から1株当たり5.00円増額の25.00円、期末配当は1株当たり4.00円増額の24.00円とし、年間配当金額は49.00円(前期は56.00円)とすることを発表した。
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